Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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国際ビジネス論1 今井 昭正
選択  2単位
【現代ビジ】 12-2-2120-0596-03

1. 授業の内容(Course Description)
 世界のビジネス・サークルでは、「日本人の国際ビジネス取組み能力の低下」が言われています。日本は長年「貿易立国」をスローガンとして国際ビジネスを戦うためのエクスパティーズ(専門的知識)を蓄積をし、交渉能力を磨いてきた筈です。語学教育の手法も徐々に改善され、若いうちから外国人と接するチャンスも増え、海外旅行も身近なものになりました。それなのに何故そのような評価を受けるのでしょうか。
 IT/ICTの発達による情報化社会での国際ビジネスは、単に語学や貿易実務の知識だけでは不十分なのです。「どのような人間が、どのようなビジネス哲学を持って、どのような手法でビジネスを展開するか」と言う非常にベイシックなビジネス・ソフトの重要性が増しているのです。その意味で国際ビジネスの原点に立って、私の数多くの国際ビジネス体験を踏まえ、真の国際ビジネス能力とは何かを学び、その基礎を習得することを目指します。知的好奇心を持って海外の歴史/文化/宗教/生活習慣(立ち振る舞い=ソーシャル・マナーを含む)やそれに根ざす価値観を理解し、国際社会に於ける遵守すべきコンプライアンスを知り、国際ビジネス・パートナーの発想/考え方を予測出来るビジネス・マンを目指したいものです。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 外国為替や国際金融を含めた貿易実務の基礎知識を理解する。
 異文化理解を深め、多様な価値観を理解する。
 世界の動向やその中での日本の立ち位置に対する興味・関心の扉を開く。
 21世紀の日本の日本人のあるべきアイデンティティを考える。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 平常点(講義に対する取組み姿勢)・レポート提出によって評価します。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 適宜私が作成したレジュメを配布します.
 テキストは特に決めませんが、必要に応じて参考文献を紹介します。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 マスメディアの日本経済・世界経済の関する情報や国際間の動向に注意しましょう。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 グローバル・ビジネスへの強い興味と好奇心を持ちましょう。
 21世紀の日本の新しい国家経営スキームや日本人のあるべきアイデンティティについて考えましょう。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテイション1 国際ビジネスとは
【第2回】
 オリエンテイション2 国際ビジネスとは
【第3回】
 国際ビジネスと国内ビジネス
【第4回】
 日本流ビジジネスの特徴
【第5回】
 国際ビジネスの形態
【第6回】
 国際ビジネス能力とは
【第7回】
 貿易実務1
【第8回】
 貿易実務2
【第9回】
 貿易実務3
【第10回】
 貿易実務4
【第11回】
 外国為替とそのリスク
【第12回】
 与信(信用供与)
【第13回】
 世界規模での金の動きと物の動き1
【第14回】
 世界規模での金の動きと物の動き2
【第15回】
 春期講義総括