Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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地球環境論 II 大石 不二夫
3群  2単位
【三群】 12-2-2120-2702-07

1. 授業の内容(Course Description)
 環境問題は地球環境といわれる広域の環境悪化だけではない。身近な環境問題もある。ごみ問題がその代表的なものであり、世界共通の問題でもある。エベレスト山もごみに汚れ、富士山は山麓の不法廃棄物のせいで世界遺産に指定されない。地球環境論Ⅱでは、ごみの実態を探り、廃棄物の処理法の実情を理解し、今後のビジネス化を考える。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 ごみ問題を把握し、「ごみはすべて資源である」と確信させる。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 平常点(出欠・質疑等)とレポートと期末試験から評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:廃棄物学会編『新版ごみ読本』(中央法規)
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 テキストを予習
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 予習が何より。新聞、TVからトピックスを集めてくる。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 国内のごみ問題―物質循環と資源循環とは何か?
【第2回】
 大量生産、大量消費、大量廃棄の時代
【第3回】
 ごみの時代変化と制度の歴史
【第4回】
 廃棄物にはどんなものが、どのくらいあるか?
【第5回】
 ごみ処理の方法とダイオキシン問題
【第6回】
 リサイクルとは?高度成長期の実態
【第7回】
 最近のリサイクル・リユース・リデュース
【第8回】
 国際的なごみ問題―各国のごみ発生量と処理方法
【第9回】
 先進国のごみ問題
【第10回】
 途上国のごみ問題
【第11回】
 ごみと海洋汚染
【第12回】
 ごみの越境移動と国際条約
【第13回】
 循環型社会へのごみ対策は?
【第14回】
 国境を超えるリサイクル
【第15回】
 全員討論「ごみを資源に変えられるか?」