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授業の内容(Course Description) |
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近年のスポーツ界においては、トップアスリートに限らず、レクリエーションスポーツのレベルにおいてもモラルの低下による問題が山積しています。勝利至上主義によるドーピングや判定に対するクレーム、スポーツ選手としての品格の問題。さらには、スポーツ特待生制度による金銭等授受や格差等の問題があります。 楽しみのためや健康維持のために行うスポーツ場面においても、海や山や施設などにおける環境との関わりや人間関係の心の問題などがあげられます。この授業においては、スポーツを享受する者として、必要最低限の知識や実践につながる方法を学び、フェアな行動規範につながるよう学びます。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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スポーツを行ったり、見たり聞いたりする中で、何がフェアな行動で何がアンフェアな行動なのか、その場その場における適切な行動規範を選択できるようになるのが目標である。 現代の勝利至上主義のなかでの、適切なスポーツ状況はいかなるものなのかを倫理的な背景のもとに学ぶことがめやすとなります。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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授業出席を重視する。出席が60%、試験が40%の評価を原則にするが、授業内のレポートなども総合的に判断し、評価する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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資料などは教員側で準備します。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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次回の授業内容を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 スポーツ倫理学の概要について学ぶ 【第2回】 メタ倫理学と規範倫理学について学ぶ 【第3回】 情報倫理について学ぶ 【第4回】 オリンピック憲章について学ぶ 【第5回】 オリンピック憲章について学ぶ 【第6回】 ドーピングについて考える 【第7回】 ドーピングについて考える 【第8回】 観客としての倫理観を学習する 【第9回】 食品偽装について考える 【第10回】 スポーツ推薦制度について考える 【第11回】 ルール違反について考える 【第12回】 審判員の役割と判定について考える 【第13回】 スポーツと日常の関わりについて学習する 【第14回】 選手としての倫理観を総括する 【第15回】 総論
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