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授業の内容(Course Description) |
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超高齢化社会を生きる国民は、「健康寿命」を延伸する努力が求められ、適切な運動の実施が推奨さている。 運動の効用は、健康な対象者のみならず、各種疾病を抱える高齢者にも該当することが、次第に明らかにされつつある。しかし身体にとって、過剰なトレーニングは、むしろ有害であり、障害・傷害の原因となることは、知る通りである。 健康つくりのための最適な運動は、強度・量など個々人において異なっており、それぞれに運動処方作成が必要であり、運動指導士の大切な任務の一つである。 この演習授業においては、運動処方作成の実際を体得することを目標にすすめられる。 高齢者や疾病を有する対象者の運動処方作成の前提として、運動負荷試験実施は欠かせない検査である。運動負荷試験が、危険を伴う可能性を内在しているために、細心の注意のもとに行わなければならない事を、十分に理解する必要があり、そのために必須となる基本知識を学習する。 運動処方全般の演習は、蛭間先生を主体に指導が実施される。 運動指導者が、現場において対象者に適切に係わるためには、単に理解している範疇を超えて丁寧かつ迅速な対応能力が求められる。その実現を目指して、器材の取り扱いに慣れ、かつ得られる所見・結果を正しく読み取り、対象者にとって最適な運動処方作成に至る演習を展開する。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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運動処方に必要な運動負荷試験および体力測定を安全に行うことができる。また、それらの計測データを基にして運動プログラムの作成ができる。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席 30% レポート 20% 期末テスト 50% の合計で評価する
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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教科書:『健康運動指導士養成講習会テキスト 下』 財団法人 健康・体力づくり事業財団 参考書:『運動負荷心電図 その方法と読み方 第2版』 川久保清著 医学書院 『ACSMメタボリック・カリキュレーション・ハンドブック 運動時代謝の計算法』 Stephan Glass 他 大野秀樹監訳 NAP Limited
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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指定した教科書の次回授業部分を事前に読んでおくこと。 次回の授業内容を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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「運動処方」および「運動処方Ⅱ」の単位を取得している。あるいは、これらの科目を4年生までに履修していない場合は、履修できません。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 安静時心電図の判読①:心電図の基礎と記録法、安静時正常心電図 【第2回】 安静時心電図の判読②:安静時心電図の測定と判読、異常心電図 【第3回】 運動のためのメディカルチェックと心電図:負荷心電図の基礎(目的.適応.禁忌.安全対策) 【第4回】 運動負荷試験の準備:種類と方法 【第5回】 運動負荷試験の評価と中止判断:中止基準、評価方法、呼気分析 【第6回】 運動負荷試験実習①:自転車エルゴメータでの測定 【第7回】 運動負荷試験実習②:自転車エルゴメータでの測定 【第8回】 運動負荷試験実習③:自転車エルゴメータでの測定結果の評価と運動処方 【第9回】 運動負荷試験実習④:トレッドミルでの測定 【第10回】 運動負荷試験実習⑤:トレッドミルでの測定 【第11回】 運動負荷試験実習⑥:トレッドミルでの測定結果の評価と運動処方 【第12回】 運動負荷試験実習⑦:フィールドでの測定 【第13回】 運動負荷試験実習⑧:フィールドでの測定結果の評価と運動処方 【第14回】 潜水反射の理論と実際① 【第15回】 潜水反射の理論と実際②
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