Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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スポーツ栄養学 II 殖田 友子
選択  2単位
【スポーツ医療】 12-1-3074-1561-04

1. 授業の内容(Course Description)
 日本体育協会公認指導者および体育課教諭養成の専門科目としてのスポーツ栄養学の中級編。スポーツ栄養学を身につけたおかげで、極限の状況でも選手の体調を崩すことなく、スポーツ栄養テクニックで切り抜けられるレベルを目指す。専門職となった際にスポーツ現場で的確な指示が出せるように、具体的な演習を多く取り入れ、机上の空論とならないよう配慮する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 選手の栄養状態を評価できるようになること。さらに、選手の状況や目的に合わせて食事や飲料、サプリメントのとり方をアドバイスできるようになること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 演習状況30%、授業内テスト30%、期末レポート30%、やる気10%
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 教科書:殖田友子編著『スポーツ栄養ガイド4・6・8(3冊セット)ミューズ』
 参考書:樋口 満編著『コンディショニングとパフォーマンス向上のスポーツ栄養学』市村出版 2004
     日本体育協会スポーツ医科学専門委員会監修 小林修平編著『アスリートの栄養・食事ガイド 第二版』第一出版 2007
     『日本体育協会公認スポーツ指導者養成テキスト 共通科目Ⅰ・Ⅲ』および専門科目⑨『スポーツと栄養』 2007
 ほか必要な際は紹介する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 指定した教科書の次回授業部分を事前に読んでおくこと。
 次回の授業内容を予習し、専門用語の意味等を理解しておくこと。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション:再びスポーツ栄養学とは?スポーツ栄養学を理解するのに必要な知識と必要な技術(栄養アセスメント・必要量算出など)および資格試験対策について
【第2回】
 栄養学とスポーツ栄養学Ⅰの復習と力試し
【第3回】
 力試し結果発表と補習内容の指示・中級者には予習内容の指示
 スポーツ栄養学Ⅱ 応用事例の紹介①一流選手やチームに必要なこと・実際に行われていること
【第4回】
 スポーツ栄養学Ⅱ 応用事例の紹介②
 競技団体やフロント、スポーツドクター、コーチやAT、スポーツ栄養士らの連携体制について
【第5回】
 知識編⑤スポーツ選手の栄養の考え方 (各栄養素の必要量と摂取タイミング)
 “種目特性と期分けにもよるが、必要な量は相当なもの”
【第6回】
 知識編⑥スポーツ選手の食事の揃え方 (トレーニングとと摂取内容・タイミング)
 “種目特性と期分けを意識し、必要に応じてバランスを切り替える”
【第7回】
 知識編⑦栄養素の過不足とパフォーマンスへの影響
 とくにサプリメントが必要な場合について
【第8回】
 知識編⑧まとめと確認テスト2
【第9回】
 技術編④身体組成測定とスポーツ栄養アセスメント
 “経年データをもとに長期栄養状態を評価する”
【第10回】
 技術編⑤パフォーマンス向上のスポーツ栄養学的方法3
 “貧血を予防しながら、極限状態まで栄養状態を変える”
【第11回】
 技術編⑥パフォーマンス向上のスポーツ栄養学的方法4
 “過食症や拒食症に陥らないようにケアする”
【第12回】
 応用演習①実際のスポーツ栄養計画 (海外遠征時の栄養計画)
【第13回】
 応用演習②実際のスポーツ栄養指導 (大学生選手への記録ノートと自炊指導)
【第14回】
 応用演習③レポート作成・提出 (個人レポート)
【第15回】
 スポーツ栄養学Ⅱ成果発表会
 他受講者のやった内容も理解し活用できるようにする