1. |
授業の内容(Course Description) |
|
こころとは何か、心理とは何かを理解し、こころの働き(心理)がどのようなものかを学習する。また、運動・スポーツが「こころ」の健康の保持に寄与できるのはどのような場合か、どのような効果が期待できるのか、そして人間が自ら進んで運動を行うようになるための条件とは何か。本講義では、このような事柄に対して心理学の視点からアプローチしていく。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
人間を心理学的側面から理解し、運動の心理的効果について学習することを目標とする。また、健康を維持・増進するための行動変容理論について理解した上で、指導者として健康運動を実践するベースを形作ることを目指す。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
出席点(40%)、授業内課題提出(10%)、期末試験(50%)で評価する。欠席数が6回以上になると出席点及び課題点が0点となり、単位は取得できなくなるので、注意すること。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
参考書:『健康運動指導者用テキスト』(財団法人 健康・体力づくり事業財団 株式会社 南江堂)
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
健康運動実践指導者および健康運動指導士の資格取得を目指す学生は、参考書の健康と心理に該当する箇所についても熟読し、授業内容と照らし合わせながら復習や予習を行うこと。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
この授業は健康運動実践指導者の資格取得に必要な科目になっている。従って、出席は厳しくチェックされるので、遅刻や欠席などがないように十分気をつけること。また、授業の単位は『もらう』のではなく、『取る』ものなので、積極的に惜しみなく授業に出席し、単位を獲得してください。
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 オリエンテーション・心理学ならびに健康心理学概論(こころとからだの心理学) 【第2回】 健康づくり運動の心理的効果(スポーツとこころ)・知覚と認知 【第3回】 動機づけの基礎理論(やる気の構造) 【第4回】 動機づけと性格特性(内向性/外向性)との関連性 【第5回】 発達の基礎理論(発達段階と運動)と対人態度の発達 【第6回】 性格・人格・パーソナリティ 【第7回】 体格とパーソナリティ(クレッチマーの類型論) 【第8回】 スポーツと性格特性との関連性(スポーツマンの性格) 【第9回】 生活習慣病/生活習慣病と性格特性との関連性 【第10回】 学習の基礎理論:記憶の特性/知覚・筋感覚の記憶 記憶と学習/スポーツ技能の学習 【第11回】 行動変容のための学習理論(イメージと学習を含む) 【第12回】 行動変容のためのフィードバック理論・目標設定の理論 【第13回】 ストレス概論/心理的コンディショニングとフィジカルコンディション(オーバートレーニング概論) 【第14回】 心理的コンディショニング②:不安と緊張への対応策 【第15回】 行動変容のためのカウンセリング概論(現象学的世界の理解と応用)
|