Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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演習 I 和田 正武
3年必修(22年度以降入学生)/3年選択(21年度以前入学生)  2単位
【経営】 12-1-1110-0584-14A

1. 授業の内容(Course Description)
 近年産業活動を取り巻く環境は激変している。世界的にはグローバリゼーション、新興国の成長、資源高と地球環境問題、日本に関しては、成熟社会と少子高齢化、デフレ経済と成長停滞、円高と海外直接投資の増加、産業空洞化、などなど。
 こうした環境変化の中で、日本の産業はどのような対応をしているのか。製造業に限らず、流通、物流、情報通信等で起こっていることを調査研究し、産業活動のさまざまな現実の動きを理解することを目指す。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 いろいろの産業の動きを知ったうえで、自分のあった産業を選び、その産業の発展プロセス、最近の状況を調べ、その中で現在抱えている問題点を把握、その解決方策についての自分の考えを提案すること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 毎回、調査発表とそれに基づくディスカッションを行い、授業への積極的参加、貢献度をまず評価する。前期では、簡単な研究計画を提出させ、評価の対象とする。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 参考書
 1.『日本国勢図絵』 2011/2012(矢野恒太記念会)
 2.『日本産業史 Ⅰ~Ⅳ』(日経文庫)
 3.産業構造ビジョン2010(経済産業省)
 4.産業界シリーズ 流通業界、アパレル業界など多数(教育者新書)
 5.最新 よくわかる業界シリーズ 自動車業界など多数(日本実業出版社)
   多くの産業シリーズの本がでており、簡単に概要を知ることができる。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 自分の関心ある産業を自分で調べる努力を期待。新聞、経済雑誌、概説本などを読み、関心を深めること。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 演習は、少人数で行う研究会のようなもの。自分がクラスに貢献することの楽しさを知ってほしい。議論への積極的参加を期待する。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 イントロダクション
 演習の目的、授業の進め方についての説明。そのあと、各自自己紹介と自分の関心事項、興味ある産業のことなどを発表。
【第2回】
 最近の産業を取り巻く環境変化についての説明と質疑
【第3回】~【第13回】
 最近の産業の動きについてのトピックスを取り上げ講義、また新聞記事などを使い、議論する。以下のような産業を適宜取り上げる。
 ①製造業
  自動車産業、家電産業、半導体産業、アパレル産業、デジタルカメラ、鉄鋼産業、
 ②農業
  新しい農業の姿
 ③流通業
  コンビニとスーパー、ネット販売
 ④物流業
 ⑤環境産業
 ⑥サービス産業
  外食産業、情報通信、観光産業
 (なお金融、保険、不動産は取り上げない。)
【第14回】・【第15回】
 研究計画の作成と提出。
 前期での授業などでの情報をもとに、自分で研究したいと思う産業を選択し、後期に研究レポートを作成する。そのための研究計画を立てる。