Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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国際経済論 I 杉浦 史和
選択  2単位
【現代ビジ】 12-1-1110-1576-23A

1. 授業の内容(Course Description)
 この講義は、私たちの日常生活と密接に関わりのある様々な経済事象について、世界経済との結びつきに着目しながら理解を深めることを目的としています。世界経済の動きを理解したいと願っているすべての学生を歓迎します。日々のニュースで流れる「円高ドル安」は私たちの生活にどのような影響があるのか、特に、日本経済が円高に弱いように見えるのは何故か、こうした基本的な疑問が解明できるように、関連するテーマについて勉強します。
 主なトピックは、前半では、いわゆる「グローバル化」に関わる諸問題として、貧困・格差、環境、食糧、エネルギー等の切り口で論じます。後半は、世界経済のなかで重要な位置を占めている諸国・地域を取り上げて、その諸相を学びます。
 基本的な経済学のロジックをつかみ取って、世界経済理解の手がかりをものにして、これからの人生に活かしてほしいと思います。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 世界経済を司っている貿易や金融に関する基本的なルールを理解できること。また、世界の主要経済国の特徴、またその経済発展の歴史を理解できること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 期末テスト60点、LMSを通じた自宅での課題学習の提出40点。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:東京経済大学国際経済グループ著『私たちの国際経済 見つめよう、考えよう、世界のこと』
 参考文献は適宜指示・配布する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 LMSを利用して、毎回、簡単なクイズを出題します。これに答えることで、授業内容の定着を図り、また授業への出席を促します。授業に参加することで解答のヒントが得られるので、必ず出席してください。なお、LMSには関連資料などもアップロードするので、これらを利用して、積極的に勉強していって欲しいと思います。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 この講義はパワーポイントを利用した教科書の解説を柱としています。授業ではできるだけ前列に座るようにして下さい。また日常生活のなかで、新聞・雑誌などに載っている関連記事に目を通しておくことを希望します。質問は授業中でもそれ以外でも歓迎します。
 教室内では、脱帽、携帯電話や電子機器の使用禁止、私語を慎むなど、他の受講生の迷惑にならないだけでなく、積極的に授業に参加して、学習効果が上昇するよう心がけて下さい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 授業案内・オリエンテーション
【第2回】
 国際貿易 世界の取引や決済のルール
【第3回】
 国際金融 金融のグローバル化と通貨危機
【第4回】
 多国籍企業 国境を越える企業
【第5回】
 経済統合 地域化する世界経済
【第6回】
 貧困と開発 格差のない世界に向かって
【第7回】
 人口と食料 飢餓からの脱出
【第8回】
 地球環境問題 地球は暑くなっている
【第9回】
 アメリカ合衆国 超大国の軌跡
【第10回】
 ヨーロッパ どこへゆくのか?EU経済
【第11回】
 日本 戦後復興からグローバリゼーションへ
【第12回】
 アジアNIEs 工業化を達成した東アジアの国々
【第13回】
 中国 改革,開放で世界の工場へ
【第14回】
 ロシア 「大国」復活をめざして
【第15回】
 まとめとテスト