Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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アジア経済論 I 門脇 英晴
選択  2単位
【経営】 12-1-1110-1843-05A

1. 授業の内容(Course Description)
 現在世界で最も経済発展の著しい地域は、インドも含めた東アジア地域であります。急速に進む少子高齢化、巨額な財政赤字の下、長期に渡る経済的停滞に苦しむ日本が再び活力を取り戻すには、東アジア諸国の発展との関り合いにあると言っても過言ではありません。
 授業ではまず、アジアの歴史的、地理的理解を深めます。次いで東アジア経済全体としての特色、さらにその発展理論として人口ボーナス論を学びます。また、関連する新聞記事等のニュースを理解することにより、最新の東アジア経済の知識を得ることを目指します。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 世界の成長センターとなった、東アジア経済の特質と現実を知り、日本の今後の発展が、いかにこの地域と深く係っているかを理解する。また理論のみならず、新聞等の記事から選別した、現に起きている重要な事実を参考に、東アジアの現実を学び、将来を予測する力を養うことを目標とする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 学期末試験の成績を尊重し、出席数を参考とします。(出席しても授講態度の悪ければ、厳しく減点します。)
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 教科書:大泉 啓一郎 『老いてゆくアジア』 中公新書
 参考書:通商白書 2011 経済産業省
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 教科書、参考書を熟読すること。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 まず毎日、新聞やネットのニュース記事を読む習慣をつけて下さい。現在、世界で何が起きているかに関心を持ち、その背景を理解しようという努力が必要です。また近隣諸国への無関心は社会人として失格です。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス(講義のすすめ方、受講の心構えについて)
【第2回】
 アジアとは何か(地理的、歴史的意味について)
【第3回】
 東アジア経済の特色(1)
【第4回】
 東アジア経済の特色(2)
【第5回】
 東アジア経済の特色(3)
【第6回】
 中国経済について
【第7回】
 インド経済について
【第8回】
 NIES諸国経済について
【第9回】
 ASEANについて
【第10回】
 経済発展と人口ボーナスについて(1)(総論)
【第11回】
 経済発展と人口ボーナスについて(2)(東アジア経済発展の要因)
【第12回】
 経済発展と人口ボーナスについて(3)(人口ボーナスとは何か)
【第13回】
 経済発展と人口ボーナスについて(4)(東アジア各国が受けた人口ボーナスの効果)
【第14回】
 経済発展と人口ボーナスについて(5)(東アジア各国が受けた人口ボーナスの効果)
【第15回】
 経済発展と人口ボーナスについて(6)(アジアで進む少子高齢化がもたらすもの)