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授業の内容(Course Description) |
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この講義ではまずEU経済統合理念の背景、経済統合の歩み、EU経済の仕組み(制度・政策)について説明し、それを前提としてヨーロッパ主要国(ドイツ、フランス、イギリスなど)の経済について説明する。この主要国経済の説明については、それぞれのシステムの特徴を把握することに力点を置く。その際、20世紀の歴史の中で、それぞれのシステムが形成されたことに着目し、歴史的な観点を重視する。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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ヨーロッパ各国の経済を強く規定しているEUの制度的特徴を捉え、今日の多極化・多層化した世界経済の構造の特徴について理解を深めるとともに、日本とアジアの地域経済統合について考える視点を養うことを目標とする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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平常点(50%)とレポート(50%)により評価. 平常点は出席状況と討論への参加度合いによる。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは使用しない。 参考文献:『現代ヨーロッパ経済史』(原・工藤編、有斐閣);『戦後世界経済史』(猪木武徳著、中公新書);『国際通貨金融システムの歴史』(岩見徹著、有斐閣)
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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講義では次の回の講義のプリントを配布するので、これを事前に読んでおくこと。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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本講義の内容に沿った適当なテキストがないため、毎回詳細な講義録を配布する。そのため出席がきわめて重要になるので注意すること。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 EU経済と国民経済 【第2回】 資本主義の多様性とEU経済 【第3回】 現代イギリス経済の成立と特質I 【第4回】 現代イギリス経済の成立と特質II 【第5回】 現代フランス経済の成立と特質I 【第6回】 現代フランス経済の成立と特質II 【第7回】 現代ドイツ経済の成立と特質I 【第8回】 現代ドイツ経済の成立と特質II 【第9回】 黄金時代(1950-1973年)のヨーロッパ経済I 【第10回】 黄金時代のヨーロッパ経済II 【第11回】 グローバリゼーションとヨーロッパ経済の危機I 【第12回】 グローバリゼーションとヨーロッパ経済の危機II 【第13回】 ヨーロッパ経済社会の特質と課題 【第14回】 東欧経済と市場経済化 【第15回】 まとめ
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