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授業の内容(Course Description) |
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世界経済全体としてはWTOがグローバリゼーションの方向性を堅持しているが、この動きを加速させているのは複数の地域間や個別政府間でのFTAやTPP等の自由貿易協定である。こうした世界経済のグローバリゼーションの潮流の中で、国際的な特化と分業を通じて安価で高品質な財・サービスの輸出入がいっそう容易となり、われわれはより豊かな生活を享受することができることになりつつある。財・サービスばかりでなく、対外・対内直接投資(企業の国際移動)や通貨の移動も活発に行われている。ところが、最近の日本では、われわれの日常生活を根底で支えている農産物やエネルギー価格の高騰に直面し、とりわけ食料については貿易依存度を引き下げるべきであるという議論が盛んである。「日本と国際経済Ⅰ」では、日本経済が世界経済とどのような特徴を見せながら関わっているのか、貿易や直接投資の側面を中心に説明する。それを踏まえて、世界経済の枠組みの中で日本経済のあり方を考えたい。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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受講生には、日本経済が国際経済にいかに深く関わっているのか、認識を新たにしてもらいたい。そして、グローバリゼーションの流れに身を任せていくことの結果、日本経済はもとよりその下にあるわれわれの日常生活はどのように変容していかざるをえないのか、あるいは国際経済とのつながりを制限して日本経済の自立の方向へ持っていくべきなのか、講義からの情報を総合してこれらの課題に対して自分の意見を持てるようになって欲しい。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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試験は、持ち込み『不可』で行います。 成績評価は①テストの結果と②出席状況を総合的に評価します。出席についてはタッチパネルで7回以下の場合はコンピュータが自動的にR評価をしますので、単位を与えることはできません。充分注意すること。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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伊藤 元重著『ゼミナール国際経済学入門』日本経済新聞社、2005. 板垣・岩田・瀬戸共編『グローバル時代の貿易と投資』桜井書店、2003.
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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テレビ、Webサイト、新聞、雑誌等々に目を通し、講義内容と関連する情報を日常的にチェックすること。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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問題意識をもって、受講して欲しい。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 国際経済のグローバル化 Ⅰ 【第2回】 国際経済のグローバル化 Ⅱ 【第3回】 多国籍企業と労働移動 【第4回】 技術革新と環境問題 【第5回】 日本経済と国際経済の関係①~⑩ ①貿易依存度 【第6回】 ②BRICs連動型成長 【第7回】 ③農業の過剰保護 【第8回】 ④環境問題 【第9回】 ⑤日本企業の直接投資Ⅰ 【第10回】 ⑥日本企業の直接投資Ⅱ 【第11回】 ⑦進出先経済へのインパクト 【第12回】 ⑧対内直接投資 【第13回】 ⑨国際労働移動Ⅰ 【第14回】 ⑩国際労働移動Ⅱ 【第15回】 まとめ:日本と国際経済済の選択-展望 産業の空洞化と食料安全保障
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