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授業の内容(Course Description) |
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この演習は、「日本の外交と援助」をテーマにする。第二次大戦の終了により国際連合が設立された。安全保障理事会の常任理事国は戦勝国の米国、英国、フランス、ソ連(のちのロシア)、中華民国(のちに中華人民共和国)の5カ国である。国連の歴史を振り返りそのなかで日本はどのような国連外交を行ってきたのか、特に安保理の改革に焦点を当てる。また日本は捕鯨国として国際捕鯨委員会で捕鯨の立場を貫いている。この歴史を振り返り日本の立場を見てみよう。こうした外交交渉の裏には援助が使われる。それも含めて今後の日本の外交・援助を考える。学生一人一人が外交官になったつもりで議論しよう。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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外交の本質を理解することで日本の立場、諸外国の考え方の違い、現実の交渉力といった点を勉強する。またテーマによりクラスを分けグループで学習・発表することによって、表現能力、説得能力、交渉術、レポート作成能力を高める。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席、討論への参加、レポートの作成と発表、および試験に基づいて総合的に評価する。少数ゼミなので毎回の出席は義務である。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは特に定めない。授業に関連した資料を配布する。参考文献は授業で逐次紹介する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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・新聞に毎日目を通し外交関連のニュースに絶えず気をつけること。 ・授業中に参照された資料・参考文献を必ず読むこと。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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ゼミに積極的に参加し、テーマについて自分で考え、また資料を自分で見つけ取りに行くといったまめな学生を歓迎する。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション 【第2回】 国連の歴史 1 【第3回】 国連の歴史 2 【第4回】 中国代表権問題 【第5回】 2005年の国連安保理改革 1 【第6回】 2005年の国連安保理改革 2 【第7回】 2005年の国連安保理改革 3 【第8回】 2011年の国連安保理改革 【第9回】 討論 「国連改革問題」<小レポート提出> 【第10回】 国際捕鯨委員会の歴史 1 【第11回】 国際捕鯨委員会の歴史 2 【第12回】 調査捕鯨 1 【第13回】 調査捕鯨 2 【第14回】 討論 「捕鯨問題」<小レポート提出> 【第15回】 まとめ・試験
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