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授業の内容(Course Description) |
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この講義では、国の公共サービスを提供するために必要な租税について、そのあり方を財政と法律の観点から総合的に学習する。 租税とは何かについて考え、租税の意義、機能を学習する。また、租税法の基本的な考え方である租税法律主義と租税公平主義を理解し、各租税制度の骨格を学習する。そこでは、私たちの社会生活において身近な税である相続税や消費税等を取り上げ、各制度が設けられた趣旨、背景をできる限り分かりやすく説明し、学習を行う。 また、経済活動のグローバル化に対応した国際課税について、考察を行う。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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租税および租税法の基本的な考え方を理解することにより、私たちの社会生活に密接な関係のある租税のあり方や租税制度の改革について、自ら考え判断ができる能力を習得する。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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授業の理解度と出席を確認するために授業中に行う小テスト(60点)および期末テスト(40点)で評価を行う。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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毎回必要に応じ、資料を配布する。 参考文献:川田剛『租税法入門』大蔵財務協会、諏訪園健司『図説日本の税制』財経詳報社
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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各租税制度の考え方は、相互に密接に関連しており、授業内容の予習・復習を着実に行うことが重要である。授業内容の区切りに小テストを行うので、復習を行うこと。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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税制改革について自ら判断する力を身につけるには、租税に関する基礎的な知識や考え方を理解することが重要であり、授業に出席しノートを取って、自ら考えることがとても大切である。 春期の「租税政策論 I 」と継続して受講することが望ましい。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 授業のガイダンス 【第2回】 租税の意義、租税法の基本原則 【第3回】 相続税・贈与税(1) 【第4回】 相続税・贈与税(2) 【第5回】 脱税と査察(1) 【第6回】 脱税と査察(2) 【第7回】 相続税・贈与税(3) 【第8回】 消費税(1) 【第9回】 消費税(2) 【第10回】 消費税(3) 【第11回】 国際課税(1) 【第12回】 国際課税(2) 【第13回】 国際課税(3) 【第14回】 国際課税(4) 【第15回】 秋学期のまとめ
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