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授業の内容(Course Description) |
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演習Ⅰに引き続き、本演習(ゼミ)では、簿記の知識をもとに、様々な会社の財務諸表を用いて、実践的な財務諸表の読み方を学んでいきます。財務諸表に記載されている様々な情報を、どのように捉え、どのように分析するかを、ディスカッションをしながら学習します。次にわが国の主要な税目についても学習し、法人税については会計と一体で理解できるようにし、所得税、消費税等についても今後の税制体系をどのようなものにするかという点にも着目しながら議論していく予定です。なお、本ゼミでは、単なる知識の習得ではなく、様々な知識をもとに、それをどのように使い、与えられた諸課題にどのように対処するかといった問題解決能力を身につけることに重点を置きます。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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個々のゼミ生のレベルに応じて簿記の知識を習得し、これをもとに財務諸表の読み方の基礎力をつけます。さらに、財務諸表に示されている会計情報をできるだけ多く捉え、分析できる能力を身につけます。税法、税制については、法人税、所得税、消費税等の主要な税目の内容を理解できるようにします。これらの知識を踏まえて、わが国の今後の税制体系をどのようにすべきか議論できる能力を身につけます。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席状況を50%、報告、討論の内容を50%にて評価します。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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岩﨑健久・平石智紀『設例でわかる財務会計論』(中央経済社) 岩﨑健久『会計監査論』(税務経理協会) 岩﨑健久『租税法』(税務経理協会)
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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常にわが国をはじめとした世界のニュースに興味を持ち、新聞、インターネットなど通じて、経済関連を中心にその情報を取り入れる努力をして下さい。様々な会社の財務諸表に目を通して下さい。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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毎回出席し、積極的にディスカッションに参加して下さい。。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】~【第5回】 ゼミ生が興味を示している会社の財務諸表をゼミ生自身で分析し、そこから何が分かったのか、その会社がどのような財務内容になっているのか等を報告してもらいます。 【第6回】~【第10回】 わが国の主要な税目、具体的には法人税、所得税、消費税について詳細を報告してもらいます。さらにわが国にふさわしい税制体系とはどういうものであるかについて議論してもらいます。 【第11回】~【第15回】 最近起こっている様々な経済現象を、簿記、財務諸表、税に関する知識をもとに分析、検討してもらいます。
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