Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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演習 I 新田 忠誓
3年必修(22年度以降入学生)/3年選択(21年度以前入学生)  2単位
【経営】 12-1-1120-0409-15A

1. 授業の内容(Course Description)
 本演習では、企業の公表する財務諸表を利用して、企業活動の評価すなわち財務諸表分析を行います。財務諸表分析を行うためには、財務諸表を読めなければなりませんが、そのために、先ず、企業の財政状態を示す貸借対照表、当期の利益獲得活動の結果を示す損益計算書、純資産とくに資本の変動の結果を示す株主資本等変動計算書、資金の運動を示すキャッシュ・フロー計算書の見方を学びます。その後、財務諸表分析の方法を学び、この後、具体的に、実際の財務諸表を利用し、企業の評価を行います。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 前期では、収益性の分析にウエイトを置いて企業評価を行います。
 なお、具体的な資格取得の目標として、10月28日(日)に行われる全商会計実務検定「財務諸表分析」の合格を目指します。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 毎回の出席は、当たり前です(演習への参加の姿勢も評価します。- なお、「名医でも、来院しない限り、患者は治せません。」)が、授業時間に行う財務諸表分析の作業状況やレポート等により、総合的に行います。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:新田忠誓監修(2012)『全商会計実務検定試験 財務諸表分析』 実教出版
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 分析作業は、時間がかかります。そのためには、自宅で作業することも必要で、宿題を出します。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 財務諸表分析を通じて、企業社会を見る眼を養ってください。そのためには、新聞の経済記事や経済ニュースに興味を持ってください。
 演習は、受講者相互の人間関係も重要です。楽しい雰囲気を作り、生涯の友も得るように努力してください。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 ガイダンス:ゼミの進め方や学習の仕方などを説明します。
【第2回】
 企業と財務諸表-財務諸表の役割について説明します。
【第3回】
 貸借対照表の見方を学びます。
【第4回】
 損益計算書の見方を学びます。
【第5回】
 株主資本等変動計算書の見方を学びます。
【第6回】
 キャッシュ・フロー計算書の見方を学びます。
【第7回】
 財務諸表分析の手法とその意味についてを学びます。
【第8回】
 収益性の分析の入口:企業の立場と株主の立場
【第9回】
 安全性の分析の入口
【第10回】
 収益性の分析:利益率の分析
【第11回】
 収益性の分析:回転率の分析
【第12回】
 企業価値の分析
【第13回】
 収益性分析と安全性分析の関係
【第14回】
 安全性の分析
【第15回】
 前期のまとめ