Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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スポーツ法学総論 II 宮田 正樹
選択  2単位
【経済】 12-1-1120-1692-04A

1. 授業の内容(Course Description)
 興行およびその付帯ビジネスでもある放映(放送)権ビジネスを除くと、スポーツビジネスの収益源は、ライセンスビジネス(マーチャンダイジング・ライトとスポンサーシップ・ライト)にあります。
 本講義では、日米のライセンス契約のモデル(見本)を通して、日文契約および英文契約の構成を学び、スポーツビジネスの実務を、ひいては契約実務を知ることを目指します。
 使用する契約書のモデルは、可能な範囲で、NBAやMLBなど講師が実際に交渉を手がけた相手方との契約例から引用し、契約交渉におけるエピソードを紹介するつもりです。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 契約と知的財産権がビジネスにおいていかに重要であるか、そしてどのような機能を果たしているのかを理解する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 定期試験における成績を基本とします(50%)。これに出席点(50%)を加えて全体の評価を決定します。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 教科書:毎回、パワーポイントで作成したスライドを使用。同データを「授業のホームページ」でレジメとして提供するので各自プリントアウトして持参のこと。
 参考文献
  ①『英文契約書の書き方』山本孝夫 著(日経文庫 日本経済新聞社)
  ②『英文契約書の読み方』山本孝夫 著(日経文庫 日本経済新聞社)
  ③『プロスポーツ経営の実務』大坪正則 編著(創文企画)
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 ・参考文献は是非読んでください。
 ・「授業のホームページ」にはレジメの外に参考資料も添付していくので、これらにも目を通してください。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 ライセンス契約の実務に触れられる機会としてとらえ、英文契約の基本にある英米法の考え方を知ると共に、英語に対する新たな挑戦・好奇心をかき立てて欲しい。
 なお、本講義は、春期の「スポーツ法学総論Ⅰ」と相互に補完する関係にありますが、双方を履修することが必要というわけではありません。Ⅰ、Ⅱそれぞれで完結した内容とします。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション
【第2回】
 スポーツビジネスとは
【第3回】
 商標ライセンス契約(日本語)
【第4回】
 商品化権許諾契約(日本語)
【第5回】
 英文契約(一般論)
【第6回】
 英文ライセンス契約
【第7回】
 米国プロスポーツのライセンス契約(NBA)1
【第8回】
 米国プロスポーツのライセンス契約(NBA)2
【第9回】
 米国プロスポーツのライセンス契約(MLB)
【第10回】
 ゲーム(試合)の招聘
【第11回】
 テレビ放送(放映)権
【第12回】
 選手の労働闘争
【第13回】
 まとめ1
【第14回】
 まとめ2
【第15回】
 まとめ3と試験