1. |
授業の内容(Course Description) |
|
経営システムは個別企業内の組織間調整機能とグループ企業間の統制機能のふたつから成り立つと考えられます。今学期の講義はおもに前者にかかわる経営システムを取り上げますが、システム概念を定式化された手続きや規則に限定しないで、幅広く経営活動の効率化を図るメカニズムとして講義を進めていきます。企業は経営活動を構成する諸管理機能を進化させる一方で、それらを人と有機的に結合して市場競争力につなげていく必要があります。講義では経営資源の中心要素である人の活用を経営管理機能と統合機能に関連付けて理解してもらうことになります。人事に関連する昇進、給与等の人材利用システムの特徴から説明を始め、さらに人を生産、研究開発、流通活動に関連付けるシステムについて説明をしていきます。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
システムに関して生物的、工学的あるいは社会学等で用いられる諸概念の違いを説明していきますので、経営システム固有の目的、変化の受容方法について理解を深めてもらうことが大切です。春学期は主に企業組織が有する人あるいは人材活用についてのシステム的理解が中心となります。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
学期中に2~3回実施する小試験(20~30%)と期末試験の成績の総合判定によります。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
受講生の関心に応じて参考文献を紹介していきます。
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
平常点となる小試験は講義ノートを利用して解答してもらいます。受講後のノート整理を常に心がけてもらいます。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
図表を用いたり専門用語の説明を加えることがあるので出席を心がけてください。
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 講義の概略と進め方の説明 【第2回】~【第4回】 経営システム概念と企業経営 【第5回】~【第8回】 日本的経営システム 【第9回】~【第11回】 人的資源の評価システム 【第12回】~【第14回】 経営システムの持続と変化 【第15回】 まとめ
|