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授業の内容(Course Description) |
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都市は人間が営む社会・経済活動の、いわば「舞台装置」として重要な役割を担い、その重要性はますます高まっている。高度経済成長期を経て、わが国の人口の約7割が都市に居住している現状からみても、都市の担う役割は決して小さくはない。我々にとって重要な舞台装置たる都市を分析対象として考察し、理解するということは、社会・経済活動の持続的発展を模索していく上で必要不可欠な作業であろう。そこで本講義では、都市とは具体的にどのようなものか、都市とはどのようにして形成されてきたのかなど、都市経済学を学ぶ上で基礎となる事項を中心に解説する。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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都市の形成要因を理解するとともに、身近な都市問題に対して、自らの意見や考えを持てることが、本講義の目標である。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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期末試験の結果を基本とする。ただし、必要に応じて講義中に小テスト・小レポートを課し、それも評価に加える。概ね、試験60%、レポート30%、出席10%の配点である。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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参考文献:富田和暁・藤井正編『新版 図説大都市圏』,古今書院,2010 ※教科書は特に定めない。なお、上記以外の参考文献は講義内で紹介する。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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世の中で起こっている出来事に関心を持ち、自分自身の意見や考えを整理しておくことが望ましい。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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講義で使用したレジュメは下記URLよりダウンロードできるので、適宜、利用して欲しい。また講義のより深い理解のために、「都市経済学II」を受講することが望ましい。 http://www.geocities.jp/hideto1122/index.html
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 ガイダンス 【第2回】 都市とは何か? 【第3回】 都市研究の方法と視角 【第4回】 都市・大都市圏の定義(1) 【第5回】 都市・大都市圏の定義(2) 【第6回】 都市の階層性(1) 【第7回】 都市の階層性(2) 【第8回】 都市システムと都市間結合(1) 【第9回】 都市システムと都市間結合(2) 【第10回】 都市の成長メカニズム(1) 【第11回】 都市の成長メカニズム(2) 【第12回】 大都市圏の成立(1) 【第13回】 大都市圏の成立(2) 【第14回】 現代都市が抱える諸問題 【第15回】 まとめ
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