Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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演習 II 瀬藤 澄彦
3年必修(22年度以降入学生)/3年選択(21年度以前入学生)  2単位
【経営】 12-1-1120-1943-13A

1. 授業の内容(Course Description)
 後期は前期で学んだマクロ分析量力をてこに各自の選ぶ、産業と企業について以下のような視点からプレゼンテーションと報告をお願いします。
 国際経済論と国際経営論を統合した次のテーマを4回に分けて簡潔に説明。参考例ですので内容はアップデイトして変わります。これに日経新聞等の記事を論じる。
 第1部 日本産業グローバル化の環境要因
  新たな3つの「市場」の概念の登場
  2009年グローバル・リスクの展開
  世界産業勢力地図の塗り替え
  日本産業グローバル化のマクロ環境要因
  日本の対世界 GDP(2008年)・輸出(2007年)ランキング
  日本の品目別輸出入構成
  日本・東アジア・欧米間の貿易構造
  日系企業の海外直接投資
  日本産業の競争優位環境
  輸出主導型製造立国の経済成長モデルの終焉?
  対外・対内投資・輸出グローバル化の必要性
  現代国際貿易の4つの特徴
 第2部 世界的な最適価値連鎖ネットワーク
  貿易の垂直的価値連鎖 4つの視点
   事例1 マッテル社のバービー人形
   事例2 Boeing787の35% 日本製部品« made in Japan »
   事例3 家電産業のグローバル・バリュ-チェーンの展開
  最終財・中間財貿易の変化(2000年→2006年)
  東アジア・EU・NAFTAの域内貿易構造
  多国間工程分業の進展と生産/供給機能の集約化
  日本産業の競争優位環境
  MITスザンヌ・バーガー多国籍企業500社調査
  多国籍企業のバリュー・チェーン(価値連鎖)
  価値連鎖« smile curve » 海外立地の前と後
  グローバル価値連鎖の4類型
 第3部 国際企業経営戦略
  4つの国際企業経営戦略①コスト・リーダーシップ②差別化戦略など
  技術経営の「死の谷」と「ダーウィンの海」
  技術の「コモデイテイ化」現象と国際標準化
  競争優位の維持とイノベーション
  ブランド・マーケティング
  国際企業間ネットワーク連携
 第4部 企業経営の課題と展望
  経営学の4つの視点
  経営組織論
  リーダーシップ
  企業統治
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 前期のマクロ学習を生かして産業企業等の事例研究を通じて検証する能力を高めること。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席、発表、表現、報告書の総合評価。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 パワーポイント「日本産業のグローバル化ジェトロの役割と課題」のコピーを配布する。
 テキスト:『21世紀の国際経営学入門』彩流社 
 参考文献:『通商白書』
 参考文献:『ジェトロ世界貿易投資報告2011』
 参考文献:『科学技術白書平成23年版』
 参考文献:新聞、雑誌、などの記事
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 ジェトロ東京溜池本部の外国ビジネスマンのためのビジネスサポートセンターか外国企業関係機関を見学する。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 1 産業・企業を選択するとき外国企業との比較をしてください
 2 後期の後半には企業の就職案内の時期。ゼミの授業を自分の将来に結び付けてテーマを選定し、教養を深めて就職対策にも心がけてください。私も精一杯。応援します。
 3 教室の座席のラウンドテーブル化に協力して欲しい。
 4 学生に司会をお願いする可能性大。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 今後の段取り アンケートで自分の領域テーマを選択
【第2回】
 各人のテーマ研究のプレゼンテーション
【第3回】~【第5回】
 ゼミ生による報告と討論
【第6回】
 外部講師か外部施設見学
【第7回】~【第10回】
 ゼミ生による報告と討論
【第11回】~【第14回】
 ゼミ生による報告と討論
【第15回】
 総括報告と討論