Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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人的資源管理論 II 森  建資
選択  2単位
【経済】 12-1-1120-3253-12A

1. 授業の内容(Course Description)
 人事制度や労使関係制度がどのようなものであるのかを知り、現在起きている制度の変化を理解する。人的資源管理論Ⅰが日本の人事制度の全体像と賃金制度に焦点を当てたものであったのに対して、ここでは、合衆国の人事管理制度や労使関係制度と日本の人事制度、労使関係制度を比較する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 合衆国の制度との比較を通じて、人事制度や労使関係制度がどのように変わってきたのかを知り、そうした流れの中で現在起きている変化を位置づけることができるようにする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 必ず出席すること。したがって出席点の比重は大きい。今のところ30%は出席点。残りは試験の結果による。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 参考文献
  笹島芳雄、『最新アメリカの賃金・評価制度』(日本経団連出版)
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 配布された資料をよく読むこと。新聞などを通じて日本経済や世界経済に起きている動きに関心をもつことが最も大事です。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 人的資源管理論ⅡはⅠのようにテキストを使いません。講義では資料を配布します。出席してノートをとってください。他人のノートに頼らないこと。できるだけ人的資源管理論Ⅰを受講して下さい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 日本と合衆国 賃金制度を例に
【第2回】
 合衆国の人事管理制度の展開
【第3回】
 合衆国の人事管理の日本の人事管理への影響
【第4回】
 合衆国の集団的労使関係(1)ボーイングの話
【第5回】
 合衆国の集団的労使関係(2)ワグナー法
【第6回】
 合衆国の集団的労使関係(3)労働組合の影響力の低下
【第7回】
 日本の集団的労使関係(1)労働組合法
【第8回】
 日本の集団的労使関係(2)戦前から高度成長期まで
【第9回】
 日本の集団的労使関係(3)大企業体制と集団的労使関係
【第10回】
 企業の中の労使関係(1)団体交渉と労使協議制
【第11回】
 企業の中の労使関係(2)要員をめぐる協議
【第12回】
 経営管理と労使関係 経営合理化と労使関係
【第13回】
 新たな人事管理と労使関係の模索(1)
【第14回】
 新たな人事管理と労使関係の模索(2)
【第15回】
 まとめ