1. |
授業の内容(Course Description) |
|
地理学の一分野である地誌は、さまざまな地域の自然や人間生活の特徴を知り、なぜそこがそうなっているのかを理解するための学問である。本講義では、日本における自然と人間生活の関係がどのように成立しているのかを学ぶ。「地誌」を研究するもとになっている「地理学」の考え方についても学ぶ。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
・日本における自然環境と人間生活の関係を具体的に説明できる。 ・「地理学の考え方」の応用を身につける。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
評価は出席状況と期末試験で判定する。なお4回以上欠席した場合はその時点で不合格とする。2回の遅刻は1回の欠席とみなす。試験にはノートのみの持ち込みを可とするが、配付資料およびコピーしたノートは不可である。試験は15回目のまとめと評価の時間に実施する。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
必要に応じて資料を配付する。
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
予習と復習に役立てるために、また受講生が講義の内容の理解を深め、知識を整理するために以下の書物の講読を薦める。 ・浅井建爾(2007):『大人のための日本地誌』日本実業出版社, 182p. ・岩田修二ほか編(2005):『日本の地誌1(日本総論 I)自然編』 朝倉書店, 401p. ・山本正三ほか編(2006):『日本の地誌2(日本総論 II)人文・社会編』 朝倉書店, 332p.
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
中学校や高校で使った地図帳を持参してほしい。 日本地誌AおよびBはそれぞれ独立した単位ではあるが、その内容は相互に補完しあうので、できる限りAおよびBを通年で履修することを薦める。 なお、講義の流れは概ね以下の通りであるが、進行状況によっては変更することがある。
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
【第1回】 導入:地誌とはなにか?(地理学と地誌学の関係:さまざまな地域とlocality) 【第2回】 地理学と地誌学の考え方1(分布図からみえる地域性) 【第3回】 地理学と地誌学の考え方2(日本の方言分布からみえること) 【第4回】 地理学と地誌学の考え方3 【第5回】 地理学と地誌学の考え方4 【第6回】 日本の都道府県と地域性 【第7回】 日本の地形 【第8回】 プレートテクトニックスと日本の地震 【第9回】 日本の気候とそのメカニズム1 【第10回】 日本の気候のメカニズム2 【第11回】 コメと日本 【第12回】 稲作と日本 【第13回】 クジラと日本人 【第14回】 食糧自給率と日本の農漁業 【第15回】 まとめと評価
|