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授業の内容(Course Description) |
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20世紀を戦争と革命の世紀と呼ぶならば、21世紀は格差の拡大と格差是正の闘争の世紀になるかもしれない。核を保有する国と非核国との外交力の差は拡がるばかり、資源を保有している国と外国に依存している国との差は拡がるばかりとなろう。高度な技術を駆使できる国と駆使できない国との格差も拡がるばかりである。核もなく、資源も少なく、高度な技術もない国は、結局「価値観」の相違を確信して格差是正の闘争を挑んで来るかもしれない。他方、各分野におけるグローバリゼーションはますます進んで国際協力も大規模に行われるようになる良い面もあるが、グローバリゼーションによって格差が拡大するマイナスの効果もある。本演習では、まず諸君の研究テーマになるようないくつかの基本的な問題を提示する。本講座ではテロ・環境汚染・水資源・食糧資源・エネルギー資源・人道問題・人口問題などのテーマについてリサーチを行う。諸君は、これらの中から具体的な研究テーマを選んで、個人またはグループでリサーチを行なう。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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各自に与えられたテーマについて、資料を「収集」し、「分析」し、要点をパワーポイントにより「映像化」し、グループ毎に「討議」し、クラスの前で「発表」できる能力を身に付けさせる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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授業への出席状況を重視する。出席率・小テスト・期末試験の成績を総合的に評価する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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参考書 志方俊之著『無防備列島』(海竜社) 参考書 志方俊之著『日本はこのままでは生き残れない』(PHP研究所)
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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個人の希望を考慮して選定した討議および発表項目について、アウトラインを決め、授業の進行に従って補充し、最終的にはパワーポイントを使って発表できるようにする。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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出席率を最重視する。講義中、不定期にワンポイント・テストを行う。「法律学演習Ⅱ」を受講した者は、なるべく春期に「法律学演習Ⅰ」を受講することを希望する。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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以下の項目を、ほぼ1週間に一つのペースで進める。 【第1回】 ガイダンスと研究テーマの参考例を提示、本人の希望聴取 【第2回】 本人の希望を提示させ、共通点によって数個の研究グループに区分 【第3回】 グループ毎の討議により個人の研究テーマを確定 【第4回】 グループ内討議の要領 【第5回】 資料収集の要領 【第6回】 発表内容作成の要領 【第7回】 パワーポイントを使った個人プレゼンテーションの要領 【第8回】 水資源問題についてグループ発表 【第9回】 食糧問題についてグループ発表 【第10回】 人道問題についてグループ発表 【第11回】 人口問題についてグループ発表 【第12回】 エネルギー問題についてグループ発表 【第13回】 環境汚染問題についてグループ発表議 【第14回】 テロへの対応についてについてグループ発表 【第15回】 まとめ
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