Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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法社会学A 髙橋 由紀子
教職  2単位
【教職】 12-1-1210-0327-13A

1. 授業の内容(Course Description)
 法社会学は法と社会の関連を研究対象とする。
 春期は私たちの生活を、労働問題、都市問題、住宅問題、消費者問題、貧困、家族の機能不全といった側面から見つめ直し、これら社会で生じる問題とそれらを規律する(はずの)法律との関係を検討する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 今、私たちの生活に何が起こっているかをしっかりと認識し、問題解決のための法の役割を理解する。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 授業中に課す小レポートと期末試験で評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 ・テキスト:岩波新書『日本社会と法』(渡辺 洋三・甲斐 道太郎・広渡 清吾・小森田 秋夫 編)
 ・参考文献:テーマごとに授業で紹介する。参考文献はMELIC2階の教員推薦図書コーナーにも置いてある
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 指示された参考文献や授業中に配布した資料を読み、自分の考えをまとまえる
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 ・広く社会問題に関心のある学生を歓迎する。毎日、新聞やテレビのニュースに接し、アンテナを広く張っておく必要がある
 ・授業に毎回出席しないと単位取得は困難である
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 法社会学という学問について
【第2回】
 法社会学の歴史
【第3回】
 法の目で見た企業社会(1)企業と法、長時間労働
【第4回】
 法の目で見た企業社会(2)都市と土地問題
【第5回】
 暮らしから見た企業社会(1)まちづくり
【第6回】
 暮らしから見た企業社会(2)住宅問題
【第7回】
 自分の住む町をどう評価するか―都市計画法と建築基準法
【第8回】
 暮らしから見た企業社会(3)消費者問題、悪質商法
【第9回】
 暮らしから見た企業社会(4)消費生活と法
【第10回】
 暮らしから見た企業社会(5)家族問題と法、家族の機能不全
【第11回】
 家族の機能不全 ―DV 児童虐待 高齢者虐待
【第12回】
 貧困問題
【第13回】
 福祉と法 社会的養護(1)里親と児童養護施設
【第14回】
 福祉と法 社会的養護(2)特別養子縁組、赤ちゃんポストの存在
【第15回】
 まとめと期末試験