Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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会社法 II 鞠子 公男
選択  2単位
【経営】 12-1-1210-0685-12A

1. 授業の内容(Course Description)
 自分で起業する場合でも、サラリーマンになる場合でも、会社という組織形態と無縁な学生は少ないであろう。従って、会社法のあらましは大学時代に是非とも勉強しておきたい事項である。
 平成17年に制定された会社法は、最低資本金制度を撤廃し、合同会社という形態の会社を認める等、『起業』を助成する側面をもつ。法律というとやや保守的なイメージが強いが、守りの姿勢に終始することなく、進取の精神に基づいて会社法を学習していただきたい。
 会社法Ⅱは、株式会社の資金調達である「募集株式の発行」、会社の統治に係る株主総会、取締役会等の「会社の機関」、会社の財務の実態を把握するための「会社の計算」及びM&Aなどを含む「組織再編」を対象とする。
 会社法は、団体や組織を運営する際の原則として応用できるので、多くの学生の受講を期待する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 会社法の各規定の目的と仕組みの概略を理解することが第一の目標で、事例をみて適用条文を思い浮かべられることが第二の目標である。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 第8回又は第9回講義で中間テスト、第14回又は第15回講義で期末テストを実施する予定。詳しくは第1回講義で説明する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:森 淳二朗・吉本 健一 編『会社法・エッセンシャル』有斐閣ブックス
 参考文献:江頭・岩原・神作・藤田 編『会社法判例百選』(別冊ジュリスト)有斐閣
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 テキストの該当箇所を予習し、受講後は配布資料とともに復習する。中間テスト及び期末テストの前に試験範囲内を復習する。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 講義中にテキストの該当ページと条文を確認するので、必ずテキストと『六法』を持参すること。『六法』は、テストの際にこれのみ「持込み可」とするので、絶対に必要である。
 講義中の入退室と私語は、講義の進行と他の学生の聴講の妨げとなるので、厳に慎むこと。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 春学期の復習
【第2回】・【第3回】
 募集株式の発行
【第4回】
 新株予約権
【第5回】
 株主総会
【第6回】
 会社のその他の機関
【第7回】
 委員会設置会社
【第8回】
 取締役等の損害賠償責任
【第9回】
 会社法による内部統制システム
【第10回】
 計算
【第11回】
 持分会社
【第12回】
 社債 
【第13回】・【第14回】
 組織再編
【第15回】
 秋学期のまとめ