| １． |
授業の内容（Course Description） |
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一時より下火になったとはいえ、無差別殺人事件などの凶悪犯罪、振り込め詐欺事件、押し買い事件などは依然として続発しており、体感治安の悪さを実感するニュースにこと欠かない。
そこで、安全・安心を守る行政の第一線で活躍している警察、消防などの業務を取り上げて説明する。
具体的には、立入りの制止、職務質問、武器の使用といった警察の具体的活動、救急搬送、パラメディック活動、破壊消防といった消防の具体的な活動、立入り調査、差押え、競売といった税務の具体的活動について、その根拠、限界、その活動で損害等が生じた場合の救済措置などについて、判例や実例を中心に、具体的に説明する。
さらに、安全・安心に関する法制度を、最新のトピックスを題材に、具体的な法律、条例に即して説明する。
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| ２． |
授業の到達目標（Course Objectives） |
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制止、保護などの即時強制など具体的な行政の執行に関わる法制度、即時強制などが行き過ぎて他人に損害を加えた場合の損害賠償に関するシステム、併せて、安全・安心に関する法制度を、最新のトピックスを題材に、具体的な法律、条例に即して理解できるようにする。
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| ３． |
成績評価方法（Grading Policy） |
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テストに出席、受講態度を加味して評価する。
テストは、それぞれ３分の１程度の割合で、True or False（本当か嘘か）問題、穴埋め問題、テーマについての記述問題とする。
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| ４． |
テキスト・参考文献（Textbooks) |
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テキスト：芝池義一 著 『行政法読本（第２版）』 有斐閣
参考文献：野口貴公美、幸田雅治 共編著 『安全・安心の行政法学』 ぎょうせい
平谷英明 著 『一番やさしい地方自治の本（第１次改訂版）』 学陽書房
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| ５． |
授業時間外の学習《準備学習》（Assignments） |
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事前に、テキスト、参考文献を読んでおいてもらいたい。
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| ６． |
学生への要望・その他（Class Requirements） |
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新聞などの行政に関する記事や裁判記事について、目を通すように努めてもらいたい。
質問は随時受け付けるので、積極的に質問してもらいたい。
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| ７． |
授業の計画（Course Syllabus) |
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【第１回】
行政法の基礎、法律による行政
【第２回】
警察の活動、警察官職務執行法、青少年健全育成条例
【第３回】
警察の組織、ストーカー規制法、警察法、地方自治法
【第４回】
消防の活動と組織 消防法
【第５回】
滞納処分、国税徴収法
【第６回】
行き過ぎた活動による損害の賠償 国家賠償法
【第７回】
市民の監視、手続きの透明化 行政手続法
【第８回】
暮らしの安全 消費者保護法
【第９回】
建物の安全 建築基準法
【第10回】
住まいの安全、ピッキング用具所持禁止法
【第11回】
地域の安全、安全安心まちづくり条例
【第12回】
防災行政
【第13回】
国の安全 国民保護法
【第14回】
立法のインフレ化
【第15回】
まとめ
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