Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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教育学演習C 丸山 文夫
選択  2単位
【教育】 12-1-1333-0501-08A

1. 授業の内容(Course Description)
 社会の変化や文化の変化とともに、教育現場を取り巻く状況も大きく変化している今日、幼児・児童の「音楽教育」が抱える諸問題に対し、これまで提起されてきた問題点を再考察したり、また提唱されてきた音楽教育方法について文献を読み、「音楽教育」の意義や目的、方法など討論することによって、各自の「音楽教育」に対する考えを深めていく。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 自身の音楽経験を振り返り、音楽教育の意義や方法および諸問題などについて文献・資料を読み、討論したりレポートにまとめることを通して、各自の研究課題を探求し、自身の見解を明確にする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 学習活動への主体的な参加状況、課題に対するレポートの提出およびその内容、研究発表等を総合的にみて評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 適宜指示、紹介をする。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 各自の研究課題に関連する文献・資料を精読すること。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 自身の音楽経験をふまえ、身近な音楽教育の問題点に対し深く探求し、音楽がどのように実践されることが望ましいのか、文献・資料を読み、討論する過程で根拠をもって自分なりの考えを確立すること。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション
【第2回】
 自分自身の「音楽教育」に対する問題・関心を考え、演習の進め方や研究課題について話し合う。
【第3回】
 自分自身の音楽経験から、音楽教育の問題点を考える。
【第4回】
 「音楽授業無用論」を考える。
【第5回】
 「赤い鳥」運動・盲蛇的「ろばの会」論を考える。
【第6回】
 「風と川と子どもの歌」論争を考える。
【第7回】
 「固定ド・移動ド」論争を考える①
【第8回】
 「固定ド・移動ド」論争を考える②
【第9回】
 「伝統音楽と授業」について考える。
【第10回】
 「障害児と音楽教育」について考える。
【第11回】
 『E・J・ダルクローズ』の音楽教育を考える。
【第12回】
 『コダーイ・ゾルタン』の音楽教育を考える。
【第13回】
 『カール・オルフ』の音楽教育を考える。
【第14回】
 「音楽教育」が目指すもの①
【第15回】
 「音楽教育」が目指すもの②