Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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国語概論 岡田 たつみ
選択  2単位
【教育】 12-1-1333-1837-11A

1. 授業の内容(Course Description)
 本講義では、乳幼児期の発達と言葉、国語との出合い、小学校での国語科教育について学び、言葉の獲得と言語能力、日本語に対する感性について探求する。急速に変化し続ける現代社会においての「国語教育」の在り方、学習方法を学ぶ。思考、他教科とのつながり、生活の土台となる国語科について理解を深める。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 乳児期から児童期までの発達と言葉の獲得、言語能力や国語力の高め方など、理解を深める。
 領域としての保育内容「言葉」と、教科としての「国語」の違いとつながりを知る。そして、乳幼児、児童・生徒に対する言語能力、国語力を育てる援助・指導の仕方について自分なりに考えられることを目標とする。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 平常点(授業への取り組み・参加状況・態度・授業終了時作成のコメントペーパー)60%
 課題レポート・最終授業でのまとめの課題 40% を総合して評価する。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:
 『小学校学習指導要領解説 国語編』『幼稚園教育要領』
 資料プリントなどは、講義内で随時配布する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 授業内で指定された参考文献、プリントを読み、講義を受けること。
 MELICや公共の図書館を利用し、講義に関連した書籍や情報を進んで調べること。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 意欲的に授業、課題に取り組むことを望む。
 授業終りごとに作成するコメントペーパーに、自分の意見を明確に記述すること。
 授業内で配った資料は、基本的に後日配布は行わない。やむを得ず欠席した場合は、受講者にコピーさせてもらうこととする。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション
 国語科概論について
【第2回】
 乳児期・幼児期の発達
 言葉との出合いと学習
【第3回】
 幼児期の発達と言葉
 言葉の育つ道すじ
【第4回】
 幼児期の発達
 幼稚園教育要領・保育所保育指針における領域「言葉」
【第5回】
 児童期の発達
 児童期の発達と言葉
【第6回】
 国語教育の目的と内容
 小学校学習指導要領と国語教育
【第7回】
 国語教育
 話し言葉と書き言葉
【第8回】
 国語教育の基本①
 話すこと・聞くこと
【第9回】
 国語教育の基本②
 書くこと
【第10回】
 国語教育の基本③
 読むこと
【第11回】
 国語教育の基本④
 伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項
【第12回】
 国語教育と問題解決学習
 調べ学習と発表
 生活科・総合的学習の時間との関連
【第13回】
 国語教育と教材
 「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」の指導と教材研究
【第14回】
 国語科の評価
 指導と評価
【第15回】
 まとめ