Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

ひとつ前のページへ戻る 教授名で検索

 
体育概論 梅澤 秋久
選択  2単位
【教育】 12-1-1333-1898-08A

1. 授業の内容(Course Description)
 知識基盤社会における教育の在り方は、単に知識や技能を習得する(させる)だけでは事足りない。習得と探究の往還による「学び」が求められてきている。教科体育においても同様で、習得した技能を活用したり、仲間とのテーマ追究のプロセスで「きょうどう」的に技能を身につけたりすることが求められてきている。
 知識基盤社会における教育課題を踏まえた体育科の意義について概説し、体育科教育の基礎となる諸概念や最新の科学的知見について講義する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 ・体育科の意義を理解し、知識基盤社会における体育科の在り方を考察する。
 ・体育科教育の基礎となる諸要因についての理解を深める。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 ・授業内レポート・テスト
  (関心・意欲・態度30%、知識・理解及び思考・判断30%)
 ・総括的レポート・テスト
  (知識、思考・判断40%)
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 ・『小学校学習指導要領』文部科学省
 ・『小学校学習指導要領解説(体育編)』文部科学省
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 MELIC等を活用し、体育科に関連する予備知識を増やすよう努めること。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 授業では、参加した証であり、学んだ奇跡となるものを蓄積してもらう。積極的に学ぶ姿勢をもって参加してほしい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション
【第2回】
 学習指導要領の変遷と今日の教育課題
【第3回】
 新学習指導要領改訂の要点と体育科の目標・内容
【第4回】
 体育科の考え方「体力論、運動手段論、運動目的論の可能性と課題」
【第5回】
 体育科の構造について「運動・スポーツ(学習対象)とのかかわり」
【第6回】
 体育科の構造について「モノ(場の環境、用具等)とのかかわり」
【第7回】
 体育科の構造について「他者(仲間・教師)とのかかわり」
【第8回】
 関係論に立つ体育科教育の在り方
【第9回】
 体育科教育における運動生理学的基礎
【第10回】
 体育科教育における運動心理学的基礎
【第11回】
 体育科教育におけるバイオメカニクス的基礎
【第12回】
 体育科教育における運動方法学的基礎
【第13回】
 体育科教育における保健学・健康教育学的基礎
【第14回】
 生涯体育・生涯スポーツと学校体育
【第15回】
 本講義のまとめ