1. |
授業の内容(Course Description) |
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音楽に触れることで、子どもたちは感覚を磨き、豊かな感性・創造性を培い、表現力を高めることができる。したがって、子どもにとって音楽活動は重要な意味をもつ。「音楽に触れる」とは、具体的には「歌う」「演奏する」「創作する」「聴く」などである。とくに幼・少年期には、ピアノにあわせて歌ったり、音楽に合せて身体を動かす活動が多く行われる。そうした活動を展開するためには、ピアノ演奏や弾き歌いの能力、すなわち「実技力」が不可欠となる。 音楽を通じて、子どもたちの感性を育て、表現力を引きだし、創造力を養うことができるよう、本講では「実技力」の育成と、幅広い音楽活動を行うための知識の獲得を目指す。さらには、知識と実技を有機的に結びつける方法を実践的に学ぶ。授業の中心は実技活動である。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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教育の現場で求められる音楽技能の習得とその応用。音楽の基本的な理論を学び、音楽の諸要素(旋律・リズム・コードなど)に対する理解を深めながら、ピアノの奏法と弾き歌い、簡易な伴奏づけなどに取り組む。授業を通して習得した音楽技能を総合的に活用できるようにする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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定期試験、授業内試験、授業参加状況を基本とする。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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『全訳バイエルピアノ教則本』 全音楽譜出版社
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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ピアノ実技および弾き歌いには、日々の努力が不可欠となる。授業外に地道な自己練習を行い、必ず予習・復習をして授業を受けること。とくに予習に力を入れること。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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実技等の活動への積極的な取り組みを期待する。できる限り多くの曲に取り組むことが望ましい。各自で目標を定め、その目標に向かって努力すること。そのためには、授業外の予習が不可欠である。3年生で教科教育法(音楽)を履修する場合は、必ずこの科目を履修しておくこと。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 楽譜・音符・音名、いろいろな記号 【第2回】 拍子とリズム①、ピアノ実技① 【第3回】 拍子とリズム②、ピアノ実技② 【第4回】 拍子とリズム③、ピアノ実技③ 【第5回】 調と和音(コード)① 【第6回】 調と和音(コード)② 【第7回】 調と和音(コード)③ 【第8回】 ピアノ実技④ 【第9回】 ピアノ実技⑤ 【第10回】 弾き歌い① 【第11回】 ピアノ実技⑥ 【第12回】 弾き歌い② 【第13回】 ピアノ実技⑦ 【第14回】 弾き歌い③ 【第15回】 定期試験課題に向けて
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