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平成24年度

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総合講義 II (社会人基礎力養成) 伊東 誠
選択  2単位
【法律】 12-1-1501-0057-16A

1. 授業の内容(Course Description)
親和力:◎
協働力:◎
統率力:〇
感情制御力:△
自信創出力:〇
行動持続力:△
課題発見力:◎
計画立案力:◎
実践力:◎
創造力:〇
 大学を卒業して社会人になるには「社会人基礎力」の必要性が問われている。経済産業省の発表では次の3つの能力と12の要素があげられている。
 1、前に踏み出す力(アクション)
   ①主体性 ②働きかけ力 ③実行力
 2、考え抜く力(シンキング)
   ④課題発見力 ⑤計画力 ⑥創造力
 3、チームで働く力(チームワーク)
   ⑦発信力 ⑧傾聴力 ⑨柔軟性 ⑩状況把握力 ⑪規律性 ⑫ストレスコントロール力
 後期の授業では「社会人基礎力」を高めるためにテーマを設定して「オリエンテーション」、「自分なりの意見の構築」、「プレゼンテーション」「発表への評価」を2回分の授業を通して展開していく。
 授業では40名程度の履修制限を設けてできる限りゼミナール方式で運営する。1回目と2回目の授業レポートで履修者を決定して発表する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 授業を通じて、企業で働く状況を想定して社会人として必要な資質、マナー、常識を身に付ける。
 履修者同士のメーリングリストを作成して、授業の連絡、レポートの提出、アンケートをメールで行なう。
 社会人としてのPC活用の基礎を習得する。 
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 毎回の授業で実施する、200文字の1分間スピーチレポートが出席カード扱い。レポートは毎回、添削、評価して返却。毎回実施する社会常識問題は自己採点、評価を加算していく。
 通常の授業を全体の60%として評価。期末テストで40%の評価。出席点も加味して総合評価。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 『大学生のための「社会常識」講座』松野弘編著 ミネルヴァ書房
 『「大学時代」自分のために絶対やっておきたいこと』千田琢哉著 三笠書房
 『20代の特別授業』森吉弘著 すばる舎
 『入社1年目の教科書』岩瀬大輔著 ダイヤモンド社
 『伝える力』池上彰著 PHPビジネス新書
 『eメールの達人になる』村上龍著 集英社新書
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 授業の開始と同時にPCを活用して個人の「名刺」を作成。可能な限り社会人と名刺交換をして話を聞く機会を作っていく。帝京大学卒業生による「若手経営者の会」のメンバーに参加を呼びかける。
 社会人の方々との交流会を開催したい。ビジネス現場で働く先輩の声を聞きたい。
 メーリングアドレスを活用して、授業履修者への連絡やレポート提出にeメールを活用したい。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 「内定」確保は社会人へのスタートライン。社会人としては定年まで40年働くためのスタートラインに立ったばかり。定年まで、どのように働いていくかを考えるのがキャリアデザイン。無い内定の人は卒業までに諦めずに努力を重ねて就活に再チャレンジを。
 授業は社会人と同じで時間通りに始める。遅延証明書がなければ遅刻は不可。
 TA(ティーチングアシスタント)制度を導入。4、5人を希望者から指名。
 授業の運営をサポートし、各テーマごとのオリエンテーションとプレゼンテーションの進行を担当。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 授業の進め方。毎回、1分間スピーチ用の200文字のレポートを書く。社会常識問題も出題。
 社会人として必要なことは何かについてレポートを提出。「社会人基礎ノート」を用意する。
【第2回】
 『人は見た目が9割』について。社会人にとって服装、身だしなみ、あいさつはとても大事。
 どんな社会人を目指すかのレポートを提出。履修制限40人以内に選考。
【第3回】
 テーマA 『出身県で分かる人の性格』(県民性の研究)についての「オリエンテーション」(60分)
      1チーム10人の4チームを編成。各チームでテーマを掘り下げて発表者を選考。
【第4回】
 テーマA 4チームの代表が「プレゼンテーション」(1チーム10分×4)  
      「評価」を各チームで行い、議論、結果を発表する。
【第5回】
 テーマB 『ディズニーランドの人の育て方』についての「オリエンテーション」(60分)
      4チームでテーマを掘り下げて発表者を選考。
【第6回】
 テーマB 4チームが「プレゼンテーション」
      「評価」と結果発表。
【第7回】
 テーマC 『心理学の実践ノウハウを営業に応用! 26の法則』の「オリエンテーション」
      4チームでテーマを掘り下げて発表者を選考。
【第8回】
 テーマC 4チームが「プレゼンテーション」
      「評価」と結果発表。
【第9回】
 テーマD 『若者に対する死の宣告』(若者と政治参加)についての「オリエンテーション」
      4チームでテーマを掘り下げて発表者を選考。  
【第10回】
 テーマD 4チームが「プレゼンテーション」
      「評価」と結果発表。
【第11回】
 テーマE 『ボランティア』『起業』『海外進出』についての「オリエンテーション」
      4チームでテーマを掘り下げて発表者を選考。
【第12回】
 テーマE 4チームが「プレゼンテーション」
      「評価」と結果発表。
【第13回】
 冬休みの過ごし方。卒業までのカウントダウンが始まって、社会人になるまでに何をするか。
 PDCA方式で考える。GDで討議を重ねていく。
【第14回】
 大学時代にチェックするべき、社会人基礎力とは何か。
 「見る」「聞く」「書く」でコミュニケーション能力をどう高められるかを討議。
【第15回】
 「社会人基礎力」をどのように身につけたらいいのか。最も必要な課題は何か。
 GDで討議を重ね、チームとしてのチェックポイントをまとめる。
 各回のテーマは変更になる場合もあります。