Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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図書館学 III 仁上 幸治
選択  2単位
【自己啓発】 12-1-1501-1878-26A

1. 授業の内容(Course Description)
 前半では、図書館に関する法律、関連する領域の法律、図書館政策について解説するとともに、図書館経営の考え方、職員や施設等の経営資源、サービス計画、予算の確保、調査と評価、管理形態等について解説する。後半では、専門分野別の文献調査ツールを紹介しながら、学術情報の生産・流通・利用・保存の現状と課題について解説する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 図書館経営の概要、経営資源の配分と活用に関連する具体的な業務内容を理解すること、および専門資料の現状と課題を理解することを目指す。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 ・出席(60%)、レポート(30%)、授業参加度(10%)の総合評価。毎回、授業中に小レポートがあり、次回までの復習レポートがあり、最終回に課題レポートがある。
 ・初回・最終回を含む3分の2以上の出席と、課題レポート全点提出が必須。出席やレポートに不正があった場合は自動的に不合格とする。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 テキスト:三浦逸雄/共編著 野末俊比古/共編著『専門資料論』新訂版、日本図書館協会、2010.3(JLA図書館情報学テキストシリーズ; 2-8)1,260円
      『情報の達人(テキスト)』第3巻「レポート・論文を書こう!: 誰にでも書ける10のステップ」紀伊國屋書店、2007.315円
      *テキストは必ず初回授業までに入手しておくこと
 参考文献:適宜紹介する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 毎回、学習内容の復習のため次回までの復習レポートが課される。毎週1-2時間の自習時間の確保が履修の必須条件である。次回授業中に自習成果のミニ発表と討論を行うので充分な準備をして授業に臨むこと。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 1)学期開始時点で必ずこのシラバスをオンラインで再確認すること。
 2)第1回目のオリエンテーションは、授業の進め方や成績評価方法の重要な説明があるので必ず出席すること。やむをえず欠席する場合は事前に相談すること。事前相談がなかった場合、第2回目以降の出席は認めない。
 3)専門職としての司書を目指す強い意欲のある学生を求める。「とりあえず取っておく」的な動機で履修しないこと。
 4)学習到達目標に掲げた専門的な知識・技能・姿勢を実質的に身に着けるため、文献調査・レポート作成・発表・討論を徹底的に反復練習する。積極的な授業参加が求められる。
 5)相乗り科目での履修者は、司書志望者と同等の課題をこなす覚悟が必要。配当年次どおりの基礎知識が前提となるので、安易な気持ちで履修しないこと。
 6)パソコン、メール、ウェブ、ワープロソフトについて初級以上の知識・技能が必須。
 7)授業中は私語、読書、ケータイ等の行為は一切禁止。違反者は即刻履修無効とする。
 8)コミュニケーション力向上のためグループ討論と個人発表を行うので、学期中3回以上の挙手発言が単位取得の必須条件。発言する意思のない学生は履修しないこと。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 オリエンテーション 図書館経営の視点
【第2回】
 検閲と図書館の自由
【第3回】
 図書館経営における館長の役割
【第4回】
 人事と研修
【第5回】
 図書館利用者教育
【第6回】
 図書館のPR
【第7回】
 顧客満足と職員満足
【第8回】
 行政とボランティア
【第9回】
 専門資料入門
【第10回】
 学術コミュニケーション
【第11回】
 専門資料のデジタル化
【第12回】
 人文科学分野の専門資料
【第13回】
 社会科学分野の専門資料
【第14回】
 自然科学分野の専門資料
【第15回】
 図書館経営論と専門資料論のまとめ
 学習成果の自己評価、授業評価
 *授業計画は学習進捗状況によって変更することがある。