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授業の内容(Course Description) |
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20世紀の西洋世界の歴史的展開を概観しますが、特に西ヨーロッパ史を手がかりに解説をします。また、20世紀の世界史(グローバルヒストリー)にとって西洋世界の展開がいかなる意味をもったのか考えながら授業を進めます。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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●授業で取り扱う時代・地域の歴史について、大学入試センター試験レベルの問題に解答できるようになる。 ●授業で取り扱うヨーロッパ史上の諸問題について:①概説書や参考文献をつかって調べることができる ②調べた内容をもとに、それら歴史事象の概要、経緯・背景、影響についてまとめ、簡潔に解説できるようになる ③それら歴史事象にかかわって大学入試レベルの世界史問題を作成できる。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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小テスト・報告・課題提出などの平常点(60%程度)と定期試験成績(40%程度)をもって評価します。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは、春期の「西洋史概説Ⅰ」と同じものを続けて使用します。 参考文献は適宜、授業中に紹介しますが、主要参考文献として春期と同じく上杉忍・山根徹也編『歴史から今を知る 大学生のための世界史講義』(山川出版社、2010年)、小山哲ほか編著『大学で学ぶ西洋史[近現代]』(ミネルヴァ書房、2011年)、秋田茂・木畑洋一編著『近代イギリスの歴史』(ミネルヴァ書房、2011年)を挙げておきます。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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「授業の到達目標」に沿って、課題報告や問題作成に取り組んでもらいます。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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(1)高校世界史の学習内容が十分に理解できていない受講者は、自発的に不足を補う心構えを持ってください。 (2)他の受講者の学習を妨げるような行為については厳しく対応します。 (3)春期と秋期、できるかぎり通年で授業に参加してください。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 授業の概要と進め方/歴史をみること 【第2回】 第一次世界大戦が終結した世界 【第3回】 大戦間期(1) 【第4回】 大戦間期(2) 【第5回】 第二次世界大戦(1)――なぜ再び大戦が起きたのか 【第6回】 第二次世界大戦(2)――戦後構想をめぐって 【第7回】 1940・50年代のヨーロッパ(1)――国際関係のなかのヨーロッパ 【第8回】 1940・50年代のヨーロッパ(2)――植民地の解体とヨーロッパ 【第9回】 1940・50年代のヨーロッパ(3)――世界経済とヨーロッパ 【第10回】 1960・70年代のヨーロッパ(1)――国際関係のなかのヨーロッパ 【第11回】 1960・70年代のヨーロッパ(2)――「第三世界」とヨーロッパ 【第12回】 1960・70年代のヨーロッパ(3)――世界経済とヨーロッパ 【第13回】 西洋世界の歴史的展開と現在のグローバリゼーション(1) 【第14回】 西洋世界の歴史的展開と現在のグローバリゼーション(2) 【第15回】 まとめ
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