Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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法学概論B 堀田 晶子
選択  2単位
【法律】 12-1-1210-3290-04

1. 授業の内容(Course Description)
この授業では、法の現実的な問題に目を向けながら、「法とは何か」を具体的に学びます。授業で取り上げるのは、主に刑事法のテーマです。法学概論Aで学んだバランス感覚を生かしながら、より多角的な視点で、紛争解決に向けた一定の結論を導き出す力を養いましょう。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
現実の法律問題について、それぞれの立場を尊重しながら、一定の解決策を提示できるようになること。

3.
成績評価方法(Grading Policy)
試験によって評価しますが、ビデオ鑑賞の際は、感想文を提出してもらいます。感想文や出席状況は、試験の救済措置として、若干加味されます(白紙答案等は、救済の対象から除外します)。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
基本書としては、以下の本をお薦めします。
青柳幸一他『新版現代法学入門(第5版)』(尚学社、2010年)
丹波重博編『やさしい法学(第三版)』(法学書院、2006年)
山川一陽他『新法学入門(第2版)』(弘文堂、2012年)
本屋さんで手に取って、自分に合った本(読みやすいもの)を選びましょう。

授業には、「六法」を持参してください(どの出版社の六法でも構いません)。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
授業中に配布したレジュメや、自分のノートを読み返しながら、復習してください。疑問点があれば、適宜メモして、上記の基本書や参考書等で確認すると良いでしょう。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
授業をよく聞いて、その都度レジュメに書き込むか、ノートを取るようにしてください。書いて覚えることが大切です。聞き取れなかった時は、遠慮なく質問してください。
法学概論Aを履修していることが望ましいですが、今学期が初めての場合は、上記の参考書の前半部分を、よく読んでおきましょう。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
第1回 オリエンテーション
第2回 憲法の基本原理・憲法訴訟の仕組み
第3回 民法の意義・民事裁判の仕組み
第4回 刑法の意義・刑事裁判の仕組み
第5回 刑事司法と市民参加①-裁判員制度
第6回 刑事司法と市民参加②-その他の制度
第7回 中間まとめ・補足
第8回 犯罪者と被害者
第9回 犯罪者の処遇(矯正・保護)
第10回 死刑存廃論・無期刑と終身刑
第11回 少年非行と少年司法①
第12回 少年非行と少年司法②
第13回 児童虐待
第14回 まとめと補足
第15回 授業内試験