Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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生活の医学 II 入江 宏
選択  2単位
【スポーツ医療】 12-1-3074-0838-06

1. 授業の内容(Course Description)
 HIV感染の問題は未だ解決されておらず、治療薬もない現状である。また、国際化時代の今日、エボラ出血熱やマールブルグ病などの感染力の強い輸入感染症の蔓延のおそれもある。更にB型肝炎やC型肝炎、日和見感染や真菌症などの様々な疾患が解明されてきたが、我々の周囲にはまだまだ恐ろしい病原体が数多く存在していることがわかってきた。更に、老人社会における骨粗鬆症や血管障害及び肺癌、膵臓癌、乳癌等の悪性腫瘍の増加も大きな社会問題となっている。日本人の食生活も欧米化すると共に、糖尿病や痛風、肥満も増加している。医学と直接関係のない一般の人も強い関心をもち、テレビ番組やダイエット方法の本が多数出版され、健康食品等が注目を浴びている。このような時代に代表的な疾患について解剖学、病理学敵に解説し、外科、内科の治療法の現状を概説する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
日常生活における、一般的な病気の常識的な把握は必須であり、社会的にも大学生としての知識が要求される。人体の構造を解説するとともに様々な疾患の概要を理解し、さらに卒業後社会人となった際に役立つようにすることが目標である。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
最終講義日に、筆記試験を行い、成績を評価する。(単位認定のための評価の80%)
医療技術学部は6割以上の出席が必要である。(単位認定のための評価の20%)
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
教科書としては大田孝夫著  生活の医学  八千代社 2800円を推薦するが、
プリントを配布したりDVDを供覧する。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
毎回その日の講義終了時に次回の講義の主題を話すので新聞やネットなども参考として
予習をするように心がける。専門用語などあらかじめ覚えることが望ましい。

6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
講義をうけたら必ずその日に復習をすることが重要である。
7.
授業の計画(Course Syllabus)

1.  人体の構成、細胞、組織、器官、ホメオスターシスについて
2.  心臓の外形、心臓の詳細、心機能(伝導系)
3.  心臓奇形、心筋梗塞、動脈硬化について概要を知る。
4.  消化器の構造(1) (上部消化管)、 上部消化器の疾患と治療
5.  消化器の構造(2) (下部消化管)、 下部消化器の疾患と治療
6.  造血と血液質感
7. 呼吸器の構造と疾患(1)(上部気道と疾患と治療)
8.  呼吸器の構造と疾患(2)(下部気道と疾患と治療)
9.  肝臓、膵臓の構造と疾患
10.     代謝疾患、糖尿病と合併症と治療、ホルモンの働き等 
11.    腎臓の構造と疾患、その治療
13.     脳の構造と疾患
14.     骨・関節、筋肉の構造と疾患
15.     まとめと試験