Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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健康教育学 I 喜田 貞
選択  2単位
【スポーツ医療】 12-1-3074-3297-01

1. 授業の内容(Course Description)


小児の生命維持、健康な成長発達を促す健康教育は幅が広い。さらに健康への価値観も多様である。本授業では人間の発達理論を基礎に、社会的、歴史的側面も配慮し、生理学、看護学の基本的な知識を習得し、健康教育につなげる授業とする。幅広い健康教育の中で小・中学校における健康教育の在り方に焦点を絞り、健康を増進する人間の在り方を考える。また、現場で、実践活動ができる力量をつけることをねらいとする。特に健康教育学Ⅰでは総論的に進める。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)


*児童生徒の発達と健康のかかわりを説明できる。
*小児から思春期の体位、体力、保健統計等から見える課題を説明できる。
*児童生徒や保護者、地域における保健室の役割について説明できる。
*「健康教育の概念」を考え学校で行う健康教育の実践家の説明ができる。
3.
成績評価方法(Grading Policy)


授業参加度 30% 毎回ミニレポートを提出してください。 (2点×15回=30点)
定期試験(レポート) 70% (健康教育を論ずる)
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)


テキストは使用しません。毎回プリントを使用します。
参考文献を使用『子どものからだと心 白書 2011』(子どものからだと心・連絡会議 編)
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)


定期試験は論文です。課題は6回目に発表します。各自テーマが決まったら論文の内容について準備をしてください。事前に調べたものなどの持ち込みは可能です。当日のメディア器等の使用は禁止します。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)


私語・飲食・化粧・携帯電話など、受講に関するマナー事項を厳守してください。
遅刻・早退等しないようにしてください。
7.
授業の計画(Course Syllabus)


「第1回」ガイダンス
      授業の概要、展開法、評価の説明。子どもを取り巻く健康課題を考える。
「第2回」子どもの発達 その1
      妊娠、胎児から乳幼児のからだや心の発達を考える。
「第3回」子どもの発達 その2
      学童期から思春期のからだや心の発達を考える。
「第4回」子どもの発達 その3
      子どものからだと心を基本統計から考える。
「第5回」健康教育を行うための具体的プロセス
      組織的、計画的に進める健康教育を学ぶ。
「第6回」行事における健康教育の展開 
      「健康診断」を健康教育の機会ととらえる健康づくりを考える。
「第7回」計測時における健康教育の展開
      計測時、発達に合わせて行う指導の内容や展開方法を考える。
「第8回」学年と共同で行う健康教育の展開
      生活科・総合学習として学年や担任、他機関との共同の在り方を考える。
「第9回」子どもの健康教育力を育てる
      子どもたちの健康感・達成感を育てる児童生徒の委員会活動の取り組みを考える。
「第10回」情報の活用と健康教育
       情報の収集と発信を考える。
「第11回」保健室と健康教育の展開 その1
       保健室は社会の縮図、その実態から考える。
「第12回」保健室と健康教育の展開 その2
       長期に保健室を利用する子どもたちとの対応を考える。
「第13回」相談活動の展開(狭義)その1
       子どもや保護者の相談実態から保健室や校内の状況を考える
「第14回」相談活動の展開(広義)その2
       より深い子どもの理解と他職種との連携・地域の相談を考える。
「第15回」定期試験(論文)
       前期授業の総括