Web Syllabus(講義概要)

平成24年度

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アジア経済論 I
(アジア経済論)
李  燦雨
選択必修  2単位
【経済】 12-2-2110-3292-01

1. 授業の内容(Course Description)
アジア地域は世界経済の中でも経済成長が最も早い地域であり、日本においても重要な経済パートナです。アジア地域の経済を分かることは日本の持続的な経済発展のためにも欠かせない情報を得ることとなります。
本講義では、アジア地域の経済の実態を概観しながら、アジア地域が世界経済に統合していくプロセスの中での高成長や経済危機、そして経済回復の原因を分析します。特に、日本とアジア地域との経済連携の将来像を念頭に入れながら、アジア地域経済が抱える課題に対する考え方を学んで行きます。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
21世紀の世界経済においてもっとも注目されているアジア地域に対し、その経済成長のメカニズムと動力、そして問題点を分析し、アジア経済に対する理解を高めることを目標とします。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
平常点(30%)出席と講義への主体的参加を評価します。
期中課題レポート(20%)
期末レポート(50%)
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
テキスト:西澤信善・北原淳編著『東アジア経済の変容:通貨危機後10年の回顧』、晃洋書房(2009) 
参考資料:適宜配布
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
・指定したテキストと配布した参考資料を読んでおくこと。
・授業時に示す課題について解答レポートを作成すること。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
この授業は、講義形式を中心としますが、受講者の主体的な参加を重視します。この授業で出るアジア地域の経済実態や課題について、質問や議論に積極的に取り組んでください。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 イントロダクション
【第2回】
 アジア経済のダイナミズム
【第3回】
 現代東アジア経済論の論点(経済危機、経済統合)
【第4回】
東アジアの奇跡と危機および今後の課題
【第5回】
 東アジア金融協力の展開
【第6回】
 東アジアにおける地域主義の台頭
【第7回】
 東アジア経済のダイナミズムの変化
【第8回】
 東アジアの貧困と格差
【第9回】
日本経済と東アジア
【第10回】
アジアの人口問題
【第11回】
 東アジアの天然資源
【第12回】
 東アジアの産業
【第13回】
 アジアのインフラ整備(交通、物流)
【第14回】
 アジアの企業経営(I)
【第15回】
 アジアの企業経営(II)