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授業の内容(Course Description) |
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21世紀の世界はグローバル化と地域化そして情報化という大きな流れの中で、宗教紛争、内戦などの問題が残存しており、グローバル化の負の遺産として格差問題などが解決すべき課題として取り上げられています。特に、アジア地域は経済成長が最も速い地域であり、日本においても重要な経済パートナです。アジア地域の情勢は世界の焦点となっています。 本講義では、「世界の情勢I」で学んだアジア地域の実態概観をベースに、アジア地域の抱える問題や課題をテーマ別に分析し学んでいきます。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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アジア地域において政治・経済・社会・文化・宗教・国際関係などの問題で発生する様々な問題と課題を分析し、アジア地域に対する理解を高めることを目的とします。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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平常点(30%)出席と講義への主体的参加を評価します。 期中課題レポート(20%) 期末レポート(50%)
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:キショール・マブバニ『アジア半球が世界を動かす』、日経BP社、2010年 参考資料:適宜配布。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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・指定したテキストと配布した参考資料を読んでおくこと。 ・授業時に示す課題について解答レポートを作成すること。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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この授業は、講義形式を中心としますが、受講者の主体的な参加を重視します。この授業で出るアジア地域の実態や課題について、質問や議論に積極的に取り組んでください。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 イントロダクション: アジアの歴史と現在 【第2回】 南アジアの情勢(I):インドとパキスタン 【第3回】 南アジアの情勢(II):スリランカ内戦 【第4回】 中央アジアの情勢(I):社会主義からの転換 【第5回】 中央アジアの情勢(II):イスラムと改革 【第6回】 北東アジアの情勢(I):モンゴル 【第7回】 北東アジアの情勢(II):極東ロシア 【第8回】 アジア文化(I):共通性と差別性(芸術) 【第9回】 アジア文化(II): 多元性(宗教) 【第10回】 アジア政治経済(I):中国・インド・日本の関係 【第11回】 アジア政治経済(II):NIEs(韓国・台湾・シンガポール・香港)と途上国の将来 【第12回】 アジア社会(I):格差問題への対応 【第13回】 アジア社会(II):内戦後の復興 【第14回】 アジアと日本(I):国境を越える移民 【第15回】 アジアと日本(II):アジアと日本の将来像
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