1. |
授業の内容(Course Description) |
|
現代社会においてスポーツはメインカルチャーとなり、多くの人々から大きな関心と期待を寄せられている。特に社会経済への貢献や政治的機能の遂行、地域社会の活性化や社会統合など多くの社会的機能を求められ、また現在それらの機能を果たしている。本講義では現代スポーツの持つ社会的機能や役割について体系的に講義するとともに、スポーツを巡る様々な社会的問題点や課題について紹介し、スポーツが社会の発展に寄与するためにどうあるべきかについて考察を深めてゆく。 また、本講義は日本体育協会公認スポーツ指導者資格の「スポーツリーダー」取得のために必要な科目であり、その養成指針に基づいて講義を展開してゆく。スポーツ指導者として必要な社会的理解を深め、よりよい指導者となるための基礎的知識と技能を習得することを目的とする。
|
2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
|
①スポーツの持つ社会的機能について理解する。 ②スポーツの持つ様々な社会的課題とその解決法について理解する。 ③「スポーツリーダー」に必要な知識と技能の習得を行う。
|
3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
|
①出席点、態度点50%:原則として総授業時間数の80%以上の出席が必要。 ②小レポート点20%:毎時間小レポートを提出しそれを評価する。 ③テスト点30%:期末試験の結果を評価する。
|
4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
|
授業内で指示する。
|
5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
|
①新聞のスポーツ欄を毎日読んでおくこと。 ②テレビニュースでスポーツ関連のニュースをチェックすること。
|
6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
|
①欠席をしないこと。 ②授業マナーを守ること。 ③問題意識を持って主体的に取り組むこと。
|
7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
|
第一回 授業ガイダンス スポーツ社会学とは 日本体育協会公認指導者資格「スポーツリーダー」とは 第二回 現代社会とスポーツ:スポーツを取り巻く社会的状況とスポーツの果たす役割 第三回 スポーツと経済:現代スポーツの経済的ダイナミズム 第四回 スポーツと政治Ⅰ:スポーツと国際政治 スポーツ団体の政治的意思決定過程 第五回 スポーツと政治Ⅱ:世界のスポーツ振興政策と実行組織 第六回 スポーツと政治Ⅲ:日本のスポーツ政策 「スポーツ振興法」と「スポーツ基本法」 日本のスポーツ組織 第七回 スポーツと政治Ⅳ:スポーツ法規 「スポーツ事故におけるスポーツ指導者の法的責任」 危機管理体制の整備および事故への対応と法的責任 第八回 スポーツと政治Ⅴ:スポーツ法規 「スポーツ事故におけるスポーツ指導者の法的責任」 スポーツ事故の予防と安全管理システムの確立 第九回 スポーツと地域社会:地域社会の活性化とスポーツ 総合型地域スポーツクラブのマネジメント 第十回 スポーツと文化Ⅰ:スポーツとメディア スポーツの社会的発展とメディアの役割 第十一回 スポーツと文化Ⅱ:スポーツルールとスポーツ規範 スポーツルールの社会的ダイナミズムとスポーツ規範の形成 第十二回 スポーツと文化Ⅲ:フェアプレーとスポーツマンシップ フェアフルレーとスポーツマンシップ形成の歴史社会的背景と現代における現状と課題 第十三回 スポーツと文化Ⅳ:スポーツと倫理 ドーピングの現状と諸問題 第十四回 スポーツと文化Ⅴ:スポーツと倫理 スポーツと人権、セクシャルハラスメントおよび虐待 第十五回 まとめ 授業内試験
|