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授業の内容(Course Description) |
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西ヨーロッパを中心に産業社会の成立、そして資本主義世界の形成・展開を歴史的に見てゆくこととする。経済史であるがその光とともに影の部分も検討したい。まず、西ヨーロッパ社会の産業化に先行する中世社会の構成をみ、そこから時代をたどって西ヨーロッパの強国が経済的あるいは政治的に世界を支配するプロセスを考えてみたい。 プリントを配布しそれにそって講義を進めていくが、プリントにないことも話したりプリントの一部は講義では話さないで進めていくこともある。それらは、学生諸君が知っているとして成績評価のミニテストに出すこともあるので、講義の話を聞いたりプリントをよく読んでほしい。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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西洋経済史の基本および現代世界の経済的構造の把握。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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成績は、随時行うミニテストによる。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは特にない、参考文献 ロバート ブレナー著・長原 豊 監訳『所有と進歩』(日本経済評論社)
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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何よりも話した内容とそれに関連して配布したプリントの復習をしてほしい。また興味を持ったことを図書館などでより深く勉強してほしい。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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講義を受ける常識的な態度。特に私語はほかの学生に迷惑となるので厳禁です。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 講義の説明をする。歴史区分。 【第2回】 農業的ヨーロッパ、中世の農業、農村 【第3回】 中世都市、商業、ギルド 【第4回】 百年戦争とその結果 【第5回】 経済・世界 Economie Monde 16世紀までの世界の経済的構成 【第6回】 16世紀の経済 ヨーロッパの内部での変化 【第7回】 ヨーロッパ世界の拡大 【第8回】 スペイン 【第9回】 ポルトガル 【第10回】 植民地の状況 【第11回】 商業革命とアントワープ 【第12回】 17世紀、オランダとアムステルダム 【第13回】 オランダの覇権 【第14回】 アムステルダムと商業技術の発展 【第15回】 18世紀の変化
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