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授業の内容(Course Description) |
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中国古典文の基礎的読解力を身につける。 わたし原田は今年、他に中国文化概論、中国文化講読などを担当しているが、この科目はより基礎的な講義である。具体的には、歴史書の文章、詩、随筆など、私が準備したテキストをゆっくり講読していきながら、中国文化の基礎的な知識を身に付け、また古典文の語法を学んでいく。 難しく考えずに、中国の古典文学に親しむ(それは素晴らしい宝庫なのだから)ことが第一だ。 前期は主に故事成語を読む。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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・中国の古文を読む基礎的な力をつける。 ・中国古典文化に親しむ。 ・高校などの国語教員をめざす人には、必要な基礎力が身につくように。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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学期末の筆記試験。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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『これでわかる基本漢文マスター』文英堂 520円
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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前回学んだことをノートなどで復習して、次の授業に臨むこと。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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遅刻・私語・携帯いじりなどをしないこと。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 導入 授業のコンセプトの説明、「漢文」とは何か、どんなテキストを用いるか 【第2回】 基礎文法 熟語・文の基礎構造、短文の構造を知る 【第3回】 「返り点」になじむ(1) 短文を例にとって 【第4回】 「返り点」になじむ(2) 文章を訓読して みる 【第5回】~【第9回】 故事成語 【第10回】~【第14回】 歴史書の文章 【第15回】 まとめ 学期を通じてテキストをゆっくり読んでいきながら、そこに出てきた語法や用語について、適宜、説明をしていく。 再読文字 受身形 使役形 否定形 疑問形 反語形 接続形 比較形 限定形・累加形 抑揚形 などを説明する。
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