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授業の内容(Course Description) |
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現代日本の社会では、不規則な食事、栄養の偏り、肥満や生活習慣病の増加、食の安全上の問題、海外への依存の問題、食と生産との乖離等の問題が生じている。 この授業では、学校における食教育、食育の指導の基礎となる学びをおこなうと共に、調べる、発表する、討議するなどの機会をとおして、相手の考えへの賛同や批判をする力やコミュニケーション力を育むこともねらいとする。 具体的には特に若い世代の食生活、子どもの食生活の実態を文献等で把握する。また、何が問題かを把握するために、「食とは何か」を文献購読する。また、「食べもの」を総合的に学ぶための模擬授業・実習・実験なども交えて学ぶ。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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・現代日本の食生活の課題を認識できる。 ・「食とは何か」、自分なりの食物観を持つことが出来る。 ・課題を調べて発表できる、または実習指導が出来る
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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授業への参加情況と発表などを総合的に評価する.
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキストは『食育・食農教育のための実践テキスト「食べもの」から学ぶ』野田知子著(明治図書) その他必要に応じて文献等を随時紹介する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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・他の学生がおこなった模擬授業や発表の内容に関しては、改めて自分でテキストを読んで、学びを確かなものにしておく。 ・食に関する新聞・書籍・雑誌などは日常的に関心を持って読むようにする。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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指示された文献は事前に全員が読む。積極的に発言するとともに、他者から学ぶ姿勢も持って欲しい。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション:授業の内容や参考文献等の説明 【第2回】 「食べ物とは何か」文献を読んで考える 【第3回】 食生活の現実を知る。(文献購読・討議) 【第4回】 食育とは何か、を知る。 【第5回】~【第14回】 食べ物から学ぶ(テーマを決め発表・実習指導を分担しておこなう) 【第15回】 学習のまとめ、後期個人課題研究のすすめ方について
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