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授業の内容(Course Description) |
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情報リテラシーの指導専門家になろう!―情報メディアのフル活用による教育的サービスのための「超」実践的演習授業― 情報メディアの多様化は、個人の情報活用のあり方に大きな変化をもたらした。特にパソコンとインターネットの普及は、個人の情報活用の方法を大きく変化させた。こうした情報環境下では、学校図書館にも各種情報メディアを効果的に取り入れることが求められている。授業では、情報メディアの全体像を俯瞰しつつ、その中でも特に、視聴覚メディア、電子メディアに焦点を当て、その特性と利用法について取り上げる。さらに、パソコンの実践的活用法を習得するため、オンラインデータベースで検索し、その結果を整理・加工し、発表用資料を作成するまでの各種演習を用意する。また、情報の批判的読解や情報倫理などの話題も取り上げながら、情報活用能力(情報リテラシー)、さらにはその教育的指導能力の増進を図る。 司書教諭になるためだけでなく、暮らしや趣味の中で自分を表現するために必要な情報活用能力を、映画やドラマを観ながら演習形式で楽しく学べる。本気で学ぶ覚悟があれば、学期末には「情報の達人」になれる(はず)。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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情報メディアに関する知識と技能(情報リテラシー)、および学校図書館における指導法の基本を習得することを目標とする。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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・出席(50%)、レポート(30%)、授業参加度(20%)の総合評価。毎回、授業中に小レポートがあり、次回までの復習レポートがあり、最終回に課題レポートがある。 ・初回・最終回を含む3分の2以上の出席と、課題レポート全点提出が必須。出席やレポートに不正があった場合は自動的に不合格とする。
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4. |
テキスト・参考文献(Textbooks) |
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教科書はない。参考文献は随時紹介する。
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5. |
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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毎回、学習内容の復習のため次回までの復習レポートが課される。毎週1-2時間の自習時間の確保が履修の必須条件である。次回授業中に自習成果のミニ発表と討論を行うので充分な準備をして授業に臨むこと。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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1)学期開始時点で必ずこのシラバスをオンラインで再確認すること。 2)第1回目のオリエンテーションは、授業の進め方や成績評価方法の重要な説明があるので必ず出席すること。やむをえず欠席する場合は事前に相談すること。事前相談がなかった場合、第2回目以降の出席は認めない。 3)司書教諭としてだけでなく教科教諭としても役立つ実践的な知識技能を主体的に習得する意欲ある学生を求める。「とりあえず取っておく」的な動機で履修しないこと。 4)学習到達目標に掲げた専門的な知識・技能・姿勢を実質的に身に着けるため、文献調査・レポート作成・発表・討論を徹底的に反復練習する。積極的な授業参加が求められる。 5)相乗り科目での履修者は、司書教諭志望者と同等の課題をこなす覚悟が必要。配当年次どおりの基礎知識が前提となるので、安易な気持ちで履修しないこと。 6)パソコン、メール、ウェブ、ワープロソフトについて初級以上の知識・技能が必須。 7)授業中は私語、読書、ケータイ等の行為は一切禁止。違反者は即刻履修無効とする。 8)コミュニケーション力向上のためグループ討論と個人発表を行うので、学期中3回以上の挙手発言が単位取得の必須条件。発言する意思のない学生は履修しないこと。 9)特別な理由による欠席(就職活動・教育実習)は必ず事前に欠席届を提出すること。教育実習による長期欠席には、代替策として「特別レポート」を課する。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 授業オリエンテーション 【第2回】 見出しを付ける 【第3回】 課外授業の企画書を作る 【第4回】 レイアウトする・ポスターを作る 【第5回】 メルマガを作る 【第6回】 広報紙を作る 【第7回】 スライドショー作成演習 【第8回】 プレゼンテーションのリハーサル 【第9回】 リハーサル(2) 【第10回】 ビデオ教材を作る(1):企画書 【第11回】 ビデオ教材を作る(2):絵コンテ 【第12回】 リハーサル(3)と相互評価 【第13回】 リハーサル(4) 【第14回】 課題発表(模擬プレゼンテーション・相互評価・質疑応答) 【第15回】 まとめ、学習成果の自己評価、授業評価 *授業計画は学習状況によって変更することがある。
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