Web Syllabus(講義概要)

平成25年度

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生活の医学 I 入江 宏
選択  2単位
【スポーツ医療】 13-1-3074-0838-04

1. 授業の内容(Course Description)
HIV感染の問題は未だ解決されておらず、治療薬もない現状である。また、国際化時代の今日、エボラ出血熱やマールブルグ病などの感染力の強い輸入感染症の蔓延のおそれもある。更にB型肝炎やC型肝炎、日和見感染や真菌症などの様々な疾患が解明されてきたが、我々の周囲には恐ろしい病原体が数多く存在していることがわかってきた。更に、老人社会における骨粗鬆症や血管障害及び悪性腫瘍の多発も大きな社会問題となっている。日本人の食生活も欧米化すると共に、糖尿病や痛風、肥満にも強い関心がよせられ、ダイエット方法などの本が多数出版され、健康食品が注目を浴びている。このような時代に日常生活における、病気の常識的な把握は必須であり、大学生として知識が要求されため解説する。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
人体の構造を説明するとともに様々な疾患を概説することにより社会人となった際に役立つようにすることが目標である。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 出席 30%、学習態度 10%、期末テスト60%
 期末試験は最終講義日に、筆記試験を行い、成績を評価する。
 医療技術学部は6割以上の出席が必要である。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
特になし。プリントを用意し配布する。配布資料に参考文献を載せるので興味のある講義内容に関しては購入し自分で知識をより深めるようにすること。
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 全体の把握が必要であるため、必ず出席すること。
講義をうけたら必ずその日に復習をすることが重要である。学習した医学知識は、自己の健康維持や増進にも活用すること。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
毎回その日の講義終了時に次回の講義の主題を話すので新聞やネットなども参考として予習をするように心がける。医療における専門用語などあらかじめ触れることが望ましい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 人体の構成、細胞、組織、器官、ホメオスターシスとは
【第2回】
 心臓の外形、心臓の詳細、心拍機能(伝導系)
【第3回】
 心臓奇形、心筋梗塞、動脈硬化について概要を知る。
【第4回】
 呼吸器の構造と疾患(1)(上部気道)
【第5回】
 呼吸器の構造と疾患(2)(下部気道)
【第6回】
 呼吸器疾患(喘息、閉塞性肺疾患)
【第7回】
 消化器の構造(1) (上部消化管)
【第8回】
 消化器の構造(2) (下部消化管)
【第9回】
 消化器の疾患(胃炎、胃癌、大腸癌)
【第10回】
 肝臓、膵臓の構造
【第11回】
 肝臓の疾患(肝炎、肝硬変、肝臓癌)
【第12回】
 内分泌器官とその機能
【第13回】
 代謝疾患、糖尿病と合併症等
【第14回】
 腎臓の構造、腎炎、腎臓癌、その治療
【第15回】
 まとめと試験