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授業の内容(Course Description) |
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本演習では、今後の就職活動や社会人、特に企業人としてのキャリアを進んでいく中で求められる様々な能力・技法を培うことを目的として、テキストの輪読等を通した訓練を行っていきます。具体的には、専門書を読んで内容をまとめ、それを発表することで、情報の収集や読み解き方・考え方、分かりやすい報告(書)のまとめ方や発表の仕方等を、実体験の中で習得してもらいます。また、輪読の合間にはエントリーシ-ト対策や面接対策など、直接的な就職活動対策も行っていきます。 輪読する本の題材は、新興市場国の中でもとりわけ大きな影響力を持つであろう BRICs 諸国に関する専門書を用いる予定で、現在のところ春期用にはロシア関係の本を用意しております。秋期のテキストは、学生の状況を見て判断するつもりですが、中国関係の本を考えています。これらの国々は我々日本人にとっては良くも悪くも大きな存在となる可能性が大きい国々です。これから社会に出る皆さんには積極的に興味を持って、その深層を考察して欲しいと思っています。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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今後の人生で必要とされるであろう、情報の収集・分析・伝達能力や一般常識などの習得を目的とします。具体的には、文献を読む中での論点の洗い出しや疑問点の整理、調査・学習やその結果のレジュメ形式での編集、そして手際の良い報告ができるようになることです。またその過程で、日本を取り巻く周辺諸国への理解も深め、それら諸国についての新聞記事を人に解説できるようにしてゆきます。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席とグループ単位のゼミ報告を最重視します。5回以上の欠席や中途退席・無断欠席は致命傷となります。また、報告準備に努力した形跡が見られない場合も大減点とします。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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テキスト:『ロシアと世界金融危機-遠くて近いロシア経済』、酒井明司著 東洋書店(2009年)。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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報告担当者以外の人も、毎回必ず予習をしておいてください。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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論理的な思考法やプレゼンテーションの能力は、今後の人生の中でいつか必ず求められるものなので、失敗しても恥にならない今のうちにゼミで練習しておくことを強くお勧め致します。慣れないうちは厳しく感じられると思いますが、真面目に取り組んでいれば意外に早く要領がわかってくるものです。要は慣れですので、しっかりと勉強して下さい。単に本の内容を追うだけでなく、他人に理解してもらえるための工夫を心がけることが、実力養成のカギとなるでしょう。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション 【第2回】・【第3回】 基礎講義 【第4回】 発表準備 【第5回】~【第12回】 テキストを分担して報告・討論 【第13回】~【第15回】 就職試験対策
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