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授業の内容(Course Description) |
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当授業は現代企業の発生とそれに関する理論研究の発展過程を概観した上、企業の持つ多様な組織的側面とそのマネジメントについて説明します。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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(1)現代企業の経営史、経営学説史への理解を通じて、経営学という学問を体系的に把握できます。 (2)組織という側面から経営学を学習した成果を活かし、日々起きている経済・経営現象を分析し、それに対する自らの見解を述べることができます。
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3. |
成績評価方法(Grading Policy) |
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出席・授業内小テスト・課外課題(50%)と期末試験(50%)で総合的に評価します。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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伊丹敬之・加護野忠男 『ゼミナール経営学入門(第3版)』日本経済新聞社、2003年。 榊原清則 『経営学入門上・下』日本経済新聞社、2002年。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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(1)当授業は授業内容に合わせて、受講生の理解を深めるために課外課題の提出を求めています。成績評価の一環となりますので、提出締切日までに必ず提出してください。 (2)日常の企業経営に関連するニュースや報道に関心を持ち、授業で学んだ知識を応用し、それに対する自らの見解を述べられるように心がけてほしい。
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6. |
学生への要望・その他(Class Requirements) |
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(1)授業はスライド方式で授業内容を示しながら進めていく形式を取っており、プリントを配布しませんので、必ずノートを用意してください。 (2)当授業は教員と受講生の双方向コミュニケーションに基づいた授業を目指しています。授業中の質問に対し積極的に発言する受講生にプレミアム・ポイントを付与し、最終評価に計上します。授業参加意欲の高い受講生を望んでいます。
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7. |
授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 オリエンテーション 授業内容・計画・評価方法を説明し、受講生と一緒に受講ルールについて話し合い決めていきます。 【第2回】 企業とは何か 現代企業の発生、発展および株式会社の特徴について学習します。 【第3回】 経営学の理論研究の発展過程(1) 生産管理論から人間関係論、組織論への学説研究を学習します。 【第4回】 経営学の理論研究の発展過程(2) 経営工学、制度論と制度経済学について学習します。 【第5回】 企業組織の特徴とそのマネジメント(1) 組織構造の定義、分業と調整について学習します。 【第6回】 企業組織の特徴とそのマネジメント(2) 日本企業における組織構造の特徴とその問題点について学習します。 【第7回】 組織間関係(1) 取引費用と企業の境界について説明します。 【第8回】 組織間関係(2) 多様な組織形態(企業集団、系列・下請、ネットワーク組織、戦略的提携など)を学習します。 【第9回】 モチベーションとは何か(1) 個人のモチベーションとマズローの欲求五段階説について学習します。 【第10回】 モチベーションとは何か(2) 組織のインセンティブ・システム、「動機づけ=衛生理論」と「期待理論」について学習します。 【第11回】 リーダーシップと管理者行動 リーダーの役割とリーダーシップの理想像とは何かについて学習します。 【第12回】 人的資源のマネジメント(1) 人的資源管理の基本的な考え方と企業の人的資源管理の仕組みを学習します。 【第13回】 人的資源のマネジメント(2) 人的資源の育成と多様な雇用形態の形成を学習します。 【第14回】 経営理念と組織文化 経営理念と組織イノベーションの関係、組織文化の変革について学習します。 【第15回】 まとめと復習
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