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授業の内容(Course Description) |
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大学卒業後には多くの人々は毎日の糧を得るために就職して,社会生活を営まねばなりません。社会では様々な問題に直面しますが,それに対する模範的な正解はありません。日本人の得意な,正解を暗記するコピー型の勉強法では,社会では十分に対応できないところがあります。自分の頭で考えることが求められます。考え方やものの見方を体験しながら学ぶのが,大学の教育の使命であると考えています。この演習では,現代の経営活動に関係する知識の習得をテーマとします。欧米各国の史実から得た知見を手掛かりにして,日本の経済や経営の問題を考えるのが私のスタンスです。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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まず,社会で起きていることに対して知的興味(問題意識)を抱くことです。社会現象に関するバランスの取れた,総合的な理解力を身に付けることを心掛けましょう。それから,自分の意見を主張できることです。他人に意見を上手に伝達するプレゼンテーションの技法も学ばなければなりません。21世紀は,自分の力でキャリア・アップを図らなければならない厳しい時代です。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席,輪読のレポート,演習時の発言を総合的に評価する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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最初に,自分の関心のある事象を確認することから始めます。使用するテキストは,演習参加者と相談して決めますが,例えば,F.W.テーラー『科学的管理法』,A.P.スローン『GMとともに』,P.F.ドラッカー『経営者の条件』のような経営学の古典を全員でレポート・輪読して,これをめぐる討論を行うことで読書法を会得する。また,各自が新聞を読んできて,関心のある記事を演習で紹介し説明することなどを行います。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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レポート報告について,事前に十分な準備を行うこと。また,新聞を毎日読むとかTVのニュース番組をハシゴで視聴するとか,簡単なことから始めて,継続するように心掛けましょう。継続は力です。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業への参加と出席は不可欠です。また,楽しく学ぶことを心掛けましょう。ジョークやユーモアは大切です。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 参加者の自己紹介や演習の進め方についての説明 【第2回】~【第4回】 各自の関心や問題意識をみんなの前で述べる 【第5回】~【第13回】 テキストの輪読 【第14回】・【第15回】 テキストに対する感想とまとめ
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