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授業の内容(Course Description) |
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大学卒業後には多くの人々は毎日の糧を得るために就職して,社会生活を営まねばなりません。社会では様々な問題に直面しますが,それに対する模範的な正解はありません。日本人の得意な,正解を暗記するコピー型の勉強法では,社会では十分に対応できないところがあります。自分の頭で考えることが求められます。考え方やものの見方を体験しながら学ぶのが,大学の教育の使命であると考えています。この演習では,現代の経営活動に関係する知識の習得をテーマとします。欧米各国の史実から得た知見を手掛かりにして,日本の経済や経営の問題を考えるのが私のスタンスです。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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まず,社会で起きていることに対して知的興味(問題意識)を抱くことです。社会現象に関するバランスの取れた総合的な理解力を身に付けることを心掛けましょう。それから,自分の意見を主張できることです。他人に意見を上手に伝達するプレゼンテーションの技法も学ばなければなりません。21世紀は,自分の力でキャリア・アップを図らなければならない厳しい時代です。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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出席,プレゼンテーション,演習時の発言を総合的に評価する。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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各自が自分の関心に沿ったテーマについて報告を行い,全員で討論します。司会やコメンテーター役を交替で割り当てて,全員体験してみることにします。報告に応じて,適宜,関連文献や調査法を助言します。プレゼンテーションの具体的方法については,木下是雄『理科系の作文技術』(中公新書624)を使用して学習します。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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レポート報告について,事前に十分な準備を行うこと。また,新聞を毎日読むとかTVのニュース番組をハシゴで視聴するとか,簡単なことから始めて,継続するように心掛けましょう。継続は力です。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業への参加と出席は不可欠です。また,楽しく学ぶことを心掛けましょう。ジョークやユーモアは大切です。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 報告の進め方についての打ち合わせ 【第2回】~【第5回】 報告方法の実際的な指導 【第6回】~【第14回】 演習参加者のプレゼンテーション 【第15回】 演習全般に関する感想とまとめ
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