Web Syllabus(講義概要)

平成25年度

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小児保健A 中川 栄二
選択  2単位
【教育】 13-1-1333-3179-05A

1. 授業の内容(Course Description)
 子どもの保健には、小児の発達、発育、小児の栄養、子どものかかりやすい病気と事故、病気の予防と保健指導、小児の生活、環境と育児、小児の保健行政などが含まれます。子どもの発育発達の特徴を知ること、小児の生理、身体の働きを理解した後、生活習慣を含む衛生管理、救急処置を含む事故対策、小児疾患に対する処置・予防対策など、子どもの健康で安全な生活を守り育てるための知識を身につけることがこの授業の主な内容です。
 講義は、ビデオ動画や画像を多く使用し、毎時間講義スライド資料を配布しながら実際の小児の成長、発達や疾患についてわかりやすく説明します。講義で配布した資料は、定期試験の際に持ち込み可能です。
 子どもの保健Ⅰ-Bでは、器官別疾患についてさらに詳しく学びます。
2.
授業の到達目標(Course Objectives)
 子どもは成長と発達を絶えず続けており、その生理は成人と大きく異なっています。小児の生理学的特徴、小児の成長、発達の特徴を理解します。小児では先天性疾患をはじめ、成人領域の疾患にはない疾患特殊性があり、これら疾患の病因、診断、治療に関する知識を獲得します。
3.
成績評価方法(Grading Policy)
 授業参加状況50%、試験成績50%ですが、出席状況を重視して成績評価をいたします。試験は講義で毎時間配布する講義資料の持ち込みが可能な記述式試験を行いますので必ず講義に出席してください。
4.
テキスト・参考文献(Textbooks)
 参考書:『よくわかる子どもの保健』竹内義博・大矢紀昭(ミネルヴァ書房)
 参考書:『救命救急士標準テキスト 1~5巻』 へるす出版
 参考書:『目でみる小児救急』 文光堂
5.
授業時間外の学習《準備学習》(Assignments)
 子どもの命や健康問題に直接かかわる科目であり、多くの知識が求められるため受け身の姿勢でなく、講義内容の復習をして自ら考えまとめるようにしてほしいと思います。講義内容は日々の生活や職場で役立つような実学中心の内容になっていますので、教育実習、職場実習や研修の際の参考にして欲しいと思います。
6.
学生への要望・その他(Class Requirements)
 ビデオ動画や各種の画像を参照しながら、子どもによくみられる疾病や異常についての具体的な知識を深め、日常生活における健康・安全管理の方法、そして病気やけがの際の応急処置などを学びます。講義内容に疑問があれば、積極的に質問をして下さい。
7.
授業の計画(Course Syllabus)
【第1回】
 小児の疾病と保育
【第2回】
 小児の呼吸器系疾患
【第3回】
 小児の循環器系疾患
【第4回】
 小児の消化器系疾患
【第5回】
 小児の泌尿器系疾患
【第6回】
 小児の内分泌系疾患
【第7回】
 小児の免疫系疾患
【第8回】
 小児の血液系疾患
【第9回】
 小児の皮膚系疾患
【第10回】
 小児の神経疾患
【第11回】
 小児の筋・骨格系疾患
【第12回】
 小児の精神系疾患
【第13回】
 小児の発達障害
【第14回】
 小児の感染症
【第15回】
 小児の事故と虐待