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授業の内容(Course Description) |
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地理学の研究対象は「地域」である。この「地域」とは単なる土地の表面を指すのではなく、あらゆる事象で満たされた土地空間を指す。このような「地域」を地理学ではどのようにとらえているのかについて概説する。それにより地理的な見方や考え方の基本となる「地理的教養」を身に付けることを目的とする。地理的教養の基礎は、地域(事象)を多様な空間スケールで考察できることにあり、それはその事象を地図化し、地図に基づいて考えをめぐらすことにより培われると考える。 地図を使いこなし、空間的にものごとを認識できる力は、現代のあらゆる人にとって益々必要となりつつあるものであり、ぜひ身に付けてほしい。
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2. |
授業の到達目標(Course Objectives) |
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地図を読めるようになり、空間的にものごとを認識し考えることが出来る力を身に付ける。 教職科目であるので、地理的技能も身に付けられるようにする。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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夏休み中の課題、授業中に課すレポート、試験で評価。授業参加状況は提出課題および試験結果に如実に表われるので、単位を取得したい人は、毎回必ず出席すること。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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二宮書店編集部『詳解現代地図』
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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準備学習としては、高校で地理を履修しなかった学生は、中学校で学習した内容を復習しておくこと。 折に触れテキストの地図帳を良く読むこと。 初めて学ぶ事柄については、図書館等で調べ、理解を深めることを心がけること。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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地域をとらえる際に基礎・基本となる知識、いわば常識的な知識の習得が可能となるように配慮した授業とするので、授業計画に示した内容はあくまでも目安であり、随時変更の可能性がある。また試験実施予告、授業時間中のメモ提出等々があるので、毎回出席すること。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 夏休みの課題提出 前期提出の課題について 【第2回】~【第8回】 「地図等から事象を読む」 自然環境を中心に 【第9回】~【第12回】 「地図等から事象を読む」 人間活動を中心に 【第13回】~【第15回】 「地図等から事象を読む」 地域の結びつき 学期中に2回試験を実施する予定。
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