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授業の内容(Course Description) |
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「心理学」が独立した学問として成立するのは19世紀後半のことですが、人間は「こころ」の仕組みについて、遠い太古の時代から大きな関心を寄せてきました。こころ」は目にも見えず、また、直接ふれることもできません。「こころ」は自然界の「物質」と同じなのでしょうか、それとも違うのでしょうか。答えは「イエス」でもあり、「ノー」でもあります。「こころ」の観方は人によって非常に幅があり、どのような立場をとるかによって、研究方法も大きく異なってくるのです。授業では、その観方の違いに着目し、それぞれの研究方法の長所と限界を明らかにしていきます。 「心理学 I」に引き続き、主として西洋の人々が「こころ」をどのようなものとして考え、どのような方法で把えようとしてきたのかを、具体例を参照しながら理解していきますが、日本人の心性の特徴、最近の心理学の動向についても触れる予定です。
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授業の到達目標(Course Objectives) |
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心理学の方法、新たな展開について理解する。
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成績評価方法(Grading Policy) |
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期末テスト(自筆ノートのみ持ち込み可、コピー類不可)80%、出席20%。
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テキスト・参考文献(Textbooks) |
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教科書は無料配布。参考文献は教科書巻末の文献表を参照すること。
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授業時間外の学習《準備学習》(Assignments) |
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授業内容を自分の言葉でまとめて、次回に備える。授業で挙がった参考文献等を調べる。
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学生への要望・その他(Class Requirements) |
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授業計画はあくまでも目安です。期末テストの詳細については12月に発表の予定。
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授業の計画(Course Syllabus) |
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【第1回】 序論。美に基準はあるか。 【第2回】 ゲシュタルト心理学。 【第3回】 対人関係の心理学。 【第4回】 社会心理学・1。 【第5回】 社会心理学・2。 【第6回】 認知心理学。 【第7回】 心理療法。 【第8回】 エリクソンの発達理論。 【第9回】 極限状況の心理学。 【第10回】 日本人の心理・1。 【第11回】 日本人の心理・2。 【第12回】~【第14回】 新たな心理学の動向。説明補足。 【第15回】 まとめ・テスト。
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